東京で祇園祭



 

箱崎の 松の葉守の神風に 月もさやけき 夕べかな

 

 

近年復曲された「箱崎」というお能の一節です。

 

このお能に縁のあるのが、「占出山」。

 

祇園祭の33基ある山鉾の一つです。

 

古河さんのお話をお聞きした後、どんな山かと
調べてみると、金の烏帽子もきらびやかに
右手に釣竿、左手に釣り上げた鮎を持った
お人形は、ご神体である神功皇后。

 

身重ながら、朝鮮征伐のために出兵し、
鮎釣りで吉兆を占い、日本に戻ってのち
無事に出産したという説が基になっています。

 

なんと!

 

「鮎」は、「魚に占う」と書きます。

 

ここから来ていたのかと
思わず、膝を打ってしまった私。

 

ある一つのことを紐解けば
それが連鎖して、知識の層が1ミリ
厚くなったような・・・気がします。(笑)

 

これが大人の遊びってものかもしれませんねえ。。

 

 

 

 

おっと、横道にそれましたが

 

このように、祇園祭とお能は深い関係がある
ということ。

 

あるお能の一場面を観ただけで、分かる人には
分かるという世界で

このどこまでも深い海の住人になりたいものですね〜。

 

お能の唐織などのお衣装の、その豪華さときらびやかさ、
品格と清々しさに、いつも圧倒されておりますが、
美術品級の懸装品に彩られた山や鉾にも、どこか
通じる世界があるのも、納得。

 

次回、祇園祭に行く時は、数年前とはまた
違った見方ができるに違いありません。

 

さて、

 

今回のお菓子は、清涼感たっぷりの
中村軒の水羊羹、「水鏡」。

 

 

 

 

今まで数々の銘菓を古河さんには
ご用意してきて戴きましたが

 

私的には、今回の「水羊羹」が
最高でございました!

 

口に含んだ瞬間、「えっ!?」

 

す〜っと滑らかに
とろけていきます。

 

緊張感を強いない、繊細さと
優しさに溢れたお味は、
しっかり私の舌に記憶されてしまいましたよ〜。

 

使っている原料はシンプルだのに
どうしてこんな風な触感が出せるのか?

 

来年もぜひ、リクエストしたい・・・

 

いや、これは、京都に出掛けた折り、桂まで
飛んでいくしかないと、固く心に誓った
次第です。

 

 

会の当日は、朝から梅雨らしくふりそぼる雨。

お天気も悪い中、お集まり戴いた皆様、
どうもありがとうございました。

 

そして、いつも新しい発見を与えて下さり
心づくしの和菓子を調達して下さる
古河さんご夫妻に、感謝を込めて・・・。

 


 

 

 


 

 

 

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