葵祭を語る会



この週末。

東と西で日本を代表するお祭りが行われました。

東京浅草。

365日、この日を心待ちにしていた江戸っ子たちが
我先に担がんと、お神輿に群がり、それを取り巻く
人々をも巻き込んでアツい心意気が結集する
「三社祭」。

一方、京の都では。

平安装束に身を包んだ華やかな行列に、
時が止まったかのような錯覚を覚える
源氏物語もかくやと思う
「葵祭」。

今回の「京の暮らしと文化を語る会」は、
その「葵祭」がテーマでした。

「葵祭」とは毎年5月15日に下鴨神社と上賀茂神社で
開催される例祭です。

そもそも「葵祭」には、お神輿が出ないという
ことに改めて気づかされました。

ということは、神様がいらっしゃらないという
極めて珍しいお祭りです。

それは、「勅祭」という形を取っているから。

つまり、天皇の使者が派遣されて
神社にて執り行われるお祭りだからです。

時代はさかのぼり、時は、桓武天皇の御世。

平安遷都に伴い、使者を神社につかわし
天皇の祝詞を読みあげ、都の守護を願ったところから
始まったとされています。

そして、伊勢の「斎宮」に倣い、賀茂では
天皇の皇女を奉る「斎院」の制が始まりました。

現代では、その形だけ踏襲し、
「斎王代」として、民間の未婚の女性から毎年
選ばれるそう。

毎年、春になると京都人たちの
関心の的となる、そんな話題性も
お祭りが長らく続いていく一つの在り方
なのでしょうね。

ちなみに今年は、京漆器の老舗
「象彦」さんのお嬢様が「斎王代」を
務められたそうです。

日本の東と西で、こうも対照的なお祭りが
行われているということに、つくづく
日本文化の多様さと、精神の在り様を
感じます。

そして、まあ、何でもそうなんですが
こと、お祭りに関しては・・・ぜひ足を運んで
その場の「空気」と「臨場感」を味わいたいもの。

きっと、誰もが持っている日本人のDNAの
かけらが、動き出すに違いない・・そう思って
います。


本日のお茶

抹茶  一保堂 「北野の昔」(京都限定)
お菓子 聚洸 「岩根つつじ」





以前、知人から戴いた「鴨のくぼて」という器。
下鴨神社の境内の糺の森から出土した縄文時代の土器
「窪手」は今日の茶碗の源流と言われています。
フタバアオイのデザインが何とも洗練されています!









 
| gallerykai | 京都の会 | 16:01 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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