バナナセーキ


ここ数か月、朝、母にバナナセーキを作るのが日課になった。

基本の材料は、バナナとキュウイ。
そこに豆乳を注いでバーミックスを20秒ほどかければ
あっという間に出来上がる。

試しに作って飲んでもらったら、美味しい、美味しいと
匙が止まらない。

かなりどろっとしているので、母は匙で掬って
口に運ぶ。

従ってカップではなく漆の椀を使っている。

先日、何かのスープと勘違いしたヘルパーさんが
電子レンジにかけてしまったというハプニングが
あった。

自分では分かっていることが
他人は分からない。

ちゃんと連絡ノートに書いておけば良かったと
反省。

母は、このバナナセーキが登場する度、
もう手を合わしかねない勢い。

満腹の加減か、楽しみは先延ばしにしたい
性質なのか、朝半分飲んだら、残りの半分は
後生大事に昼食用に取っておく。

全部飲んじゃえば良いのにね。

そして、昼も美味しい美味しいと飲み干すのである。

バナナもキュウイも、そのままの形であったら
半分も食べられない母も、ジュースにすると
どんどん口に入る。

おかげでお通じの方も快調。

作り始めてから最初の数か月は牛乳で作っていたけれど
ある日、おそるおそる豆乳で作ってみると
変わらず堪能しているご様子だったので、これはシメタもの。

本人曰く「牛乳のほうがねちぃっとしている」
らしく豆乳はさっぱりしていて実は母の好みに合うようだ。

牛乳が苦手な私もこれならいけるというわけで
最近は二人で仲良く飲んでいる。

で、はたと気になった。

適当に「バナナセーキ」と言っているが、
そもそも「○○セーキ」の定義とは何ぞや?

一般的な「ミルクセーキ」にはフレンチスタイルと
アメリカンスタイルとがあり、フレンチスタイルは、
牛乳、卵黄、砂糖、バニラエッセンスで作る。

一方、牛乳、アイスクリーム、砂糖、バニラエッセンスで
作るのがアメリカンスタイルなのだそうな。

うわっ。これはかなり甘い。

しかも「セーキ」は、「シェーク」が訛った和製英語だという。

「シェーク」を初めて口にしたのは、きっと多くの日本の
子供たちがそうであったように私もマクドナルドだった。

めったに行けないマクドナルドに、連れていってもらった私は
ドキドキしながら「マックシェーク」を注文したものの・・・。
全く喉を通らなかった。

ジュースなんだか、アイスクリームなんだか
その中途半端さ加減がたまらなくいやだった。

以来、私がこの世で、飲めない、食べられないものの
5本の指に入るものとなった。

今、思うと、これは、思い切りアメリカンスタイルの
「セーキ」だったということですね。

本家本元の「セーキ」は超苦手。
私が作る自称バナナセーキはそうすると
かなりいい加減なシロモノということになる。

でも、美味しければ良しということで。

このジュースの良いところは、いくらでも
アレンジが効くところだ。

夏の終わり、冷蔵庫で熟れ過ぎていた桃を入れてみたり
健康志向の気分の時は粉末の青汁の粉を入れて勢いよく
かき回すときれいな薄緑色になる。

まるでメロンジュースみたい。

薄緑色といえば、

先日、ギャラリーで開いた「お抹茶・利き茶の会」で
使ったお抹茶が少し残っていたので、入れてみた。

これはまた格別。

朝からふくよかなお抹茶の香りが口に広がって
一服戴きましたという気になる。

これからの季節は煮りんごを作るから
それも良いかもしれないね。

今日も朝のジュースから一日が始まる。












 
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