ガラスの魅力を最大限に!
羽鳥景子・ガラス展 VOL.9













いつもギャラリーで展示をする際に

心がけていることは、作品が最大限に引き立つことと

見る方が楽しめて、かつ、分かりやすいことです。



陶磁器主体だった目白台の店舗からこちら自宅ギャラリーに

移ってからは、作品の幅も広がってきましたので、

個展をする度に創意工夫が必要となってまいりました。



毎日、実地勉強ですね〜。



今回は、この家に移ってきてから

初めてのガラス展です。



そして、羽鳥さんの作品の中で、初日からずっと頭に

引っかかっていたのが、アートポット。



見る人の心をふんわりと包んで癒しの世界へと運んでくれる

夢のようなポット。











この繊細な世界が・・・ギャラリーの空間に沈んでしまうのです。

それが残念で残念でしょうがない。



夕日色の灯りに木の棚。

陶器の場合はかえって静謐な空気感が出て、引き立つのですが

こと、ガラスに関しては、暗すぎて

せっかくの細工が目に飛び込んでこない。



個展が始まってから、内心、腕組みする日々でしたが、

3日目に、羽鳥さんが、こうするときれいに見えるかもしれませんと、鏡の板を

持ってきてくれました。



早速その上にポットを置いてみると・・・もう180度世界が変わりましたよ!

明るさと透明度が格段に上昇。

毎日見ていた作品が同じものとは思えない・・・ほどの

変化です。



そうか〜。



ガラスには鏡だったのです!



こんなことが分からなかったなんて・・・。

今更かもしれませんが、これは新鮮な驚きでした。



そうと決まれば、わが家でずっと仕舞い込まれていたガラス板が

あったはずと、ごそごそと発掘していまいりました。



買い置きしてあった「IKEA」のガラス板3枚。

いざ、アートポットの下に敷いてみると・・・

素晴らしい!!



ポットに命が吹きこまれました。(写真ではあまり分からないかもしれませんが)



















そこにある「物語」に自分がぐっと

惹きこまれるのを感じます。



















そういえば、子供の頃、大事に大事に

絵本の1ページをめくっていた感覚が

蘇ってきたような気がして心がきゅんとなりました。



作品が、見る人にどんな感情や思い、記憶を

呼び覚ますのか、その万に一つの可能性をも

引き出すのがギャラリーの使命と・・・・

改めて思った次第です。



私はまだまだ発展途上ですが、これからも

色々な可能性を見つけていこうと思います。



そういうわけで、皆さんもぜひ、ガラスのコップでも茶器でも

お手持ちのものの下に鏡の板を敷いてみてください。



きっとそれまでとは別の顔をガラスたちは私たちに見せてくれるはずですから!
| gallerykai | 羽鳥景子さん | 16:59 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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