茶話茶報告
この前のよく晴れた日曜日の昼下がり。
ギャラリーKAIにて日本茶インストラクター込山江美子さんによる
「茶話茶」が開かれました。

今回のテーマは、「花の香りのお茶を楽しむ会」。

最初のお楽しみ、ウエルカムティーは、「干し柿茶(水正果・スジョングァ)」。





水にしょうがとシナモンを入れて煮込み、ハチミツで甘みをつけた後に
干し柿とブランデーを漬け込んで一晩冷蔵庫で冷やせば出来上がり。
込山さんの故郷山形産の紅柿は、ト〜ロトロ。
風邪をひいた時や喉が痛い時に、効き目があるそうです。

さて、いよいよ本日の1煎目のお茶は、「清花香」。





微発酵で浅蒸しのこのお茶は、お茶の葉自体から
花のような香りを引き出すように作られました。
口に含むと、後からふわっと香りがたちます。





淹れた後もこんなにお茶っ葉がきれい!
これを見るととても「お茶ガラ」なんて言えません。
台湾茶のように何煎でもいけます。

温度の違うお湯で2通りの淹れかたも実験。茶話茶ならではの
体験もできます。

2煎目は同じ茶農家さんのお茶で「茶花花茶(さ・ふるーる)」。
お茶の葉の中にお茶の花が入っているという珍しいお茶です。




普通、日本茶の世界では、お茶にお花の香りが少しでもついてしまうと
不良品ということで切り捨てられてしまうそうですが、あえて、香りを付けて新しい日本茶の世界を開こうという画期的なお茶なのです。




お湯をゆっくり冷まして、小振りな茶器で戴きます。
お茶を注ぐ時もトロっとしていて、玉露を彷彿とさせます。
お花のすがすがしい香りが鼻腔にぬけて、いつまでもその余韻を
楽しめました。
またまた、こちらも何煎でもいけます。

そして、最後に、嬉しいサプライズ!

込山さんが自ら手揉みして作ったという手揉み茶を振舞ってくださいました。
通常6時間かけて、微妙な感覚を駆使して揉んでゆくそうで、
まさに職人業の世界です。

茶葉が開く過程がきれいだからと、あえて、急須は使わず
茶器に葉を入れ、お湯を差しながら、茶葉の変化を楽しもうという趣向。

松葉のように細く長く揉みあげられています。








このお茶は、なんと8煎目まで美味しく煎れられるそうです!
煎れる度に微妙に変わる味を楽しむのだとか。
深いですねえ。。。


お茶を飲み終わったら、あまりに茶葉が美味しそうだったので
食べてしまいました。
美味しかったですよ〜。
ポン酢でもかければ、前菜の一品になりそうです。

おまけは、「紅ふうき」で作られた飴。





このお茶は、「メチル化カテキン」が多く含まれているため
アレルギー予防に、最近大変注目されています。しかも
即効性があるそうです。花粉症の方には強い味方ですね〜。


ということで、一体今日は何煎戴いたのでしょうか。
気が付けば、3時に終了の予定が、いつの間にか5時過ぎ。
お茶を飲みながら、だんだん興が乗ってきて話題も色々発展して
初対面同士でも皆さん、すっかりお茶仲間になっていました。

考えてみれば、私たちのおじいちゃん、おばあちゃん世代は
必ず、ご近所で集まっては、お茶の時間を楽しんでいましたよね。
大のお茶好きだったという私の祖父もわざわざ茶器を載せる小さな丸盆まで
あつらえて、楽しんでいたという話を母から聞いたことがありましたが、
お茶を煎れるという行為は、男女の差別なく自然に生活の一部だったのですね〜。
それに比べると我が身の何とせわしないこと。
たとえほんの15分でもゆっくり美味しいお茶を
味わう時間を持ちたいと思いました。
きっとそんな日は、充足感に心が嬉しがるのでしょうね。
茶話茶は、今後も毎月、テーマを変えて開催されますので
どうぞ、楽しみになさっていてくださいね。





込山さん、お疲れ様でした!

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