巌陶房訪問記
一日、飛鳥中を自転車で走り回った翌日は、車を借りて一路奈良から信楽へ。
安全運転で1時間半くらいの距離でしょうか。
途中、宇治のお茶、そして信楽の朝宮茶の生産地を通ってゆきます。
山の斜面になだらかに畝を作っている茶畑の景色は、惚れ惚れするほど、
一定のリズムを刻んでいます。葉は陽の光をうけて銀色に光っているように見えました。
この一帯はお茶を作るのに適した土地柄なのでしょう。

信楽の朝宮茶は、有名でフードライターの向笠千恵子さんの本にも
無農薬無化学肥料で朝宮茶を作ってきた「かたぎ古香園」のことが言及されています。
「あまりに凛々しく、清らかな風味と香りに、わたしは思わず目をつむってしまった。」
とあります。(向笠千恵子著「日本の朝ごはん食材紀行」新潮文庫)
道沿いには、茶処が設けられているので、寄ってみるのも一興。
私たちは、今回は時間が無かったので寄れませんでした。残念・・・。

巌陶房は、信楽でもちょっと分かりにくいところにあって
久し振りの私たちも少々迷ってしまいましたが、無事に
到着。うーん。。懐かしい風景。嬉しくて車から顔を覗かせると、
巌陶房の大黒柱・お母さんことフミコさんが出てきてくださいました。

久し振り・・といっても、ここは、全く前来た時と変わるはずもなく・・・
ちょうど窯に火を入れたところとかで、窯入れを待つ器たちがずらりと
並んでおりました。









現在巌陶房を継いだご長男の利明氏とも久々に再会。
お会いした途端、トークが炸裂し(ほとんど漫才としか
思えない・・)もう笑いが絶えません。
途中、立ち寄った信楽の問屋のおじさんも交え
とにかく底抜けに明るくって、仕事してるっていう活力があって、
いい感じです。

利明さんは、何だか前より頼もしくなって、自分の引き出しをまた増やして
いるように見えました。
毎日、毎日、ひたすら器を作る日常の中で、モチベーションを保ちつつ
大きくなってゆく人なんだなあと尊敬の念がこみ上げてきます。







巌陶房にお邪魔すると、懐かしさと同時に新鮮な
感動も覚えるのです。それは、器の絵柄やデザインの新作に出会えるというのもあるのだけど、いつも巌さんたちが自分たちのやり方で少しずつ前に進んでいるからなのでしょう。

では、ぜひ皆様の写真を一枚、とカメラを向けると、

「いやいや、巌陶房は、これや!ということで、ケンを写しといて〜」

というわけで、本邦初公開。

巌陶房の顔です。







話をしている合間に

「今がチャンスや・・」

いかにもシメシメ・・と利明さんが「ケン」の写真を
撮りに行っている無邪気な姿を私は撮りたかったのだけど(笑)



あっという間に2時間は過ぎ、早くも帰路に着かなければならない私たちは
後ろ髪を引かれる思いで工房を後にしたのでした。

来年、新作をご紹介してゆきたいと思っていますので皆様、どうぞお楽しみに。


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