あかりと絵のある風景 明日から

 


 

 

 

「あかりと絵のある風景」
 今日は三重県松阪市にアトリエを
 構え、作品を描いている画家、富山宣子さんを
 ご紹介します。

 


「旅行も行かないし、遊びにも行かないし、
毎日、絵を描くだけなんです。」

 

はにかみながら、そう言っていた富山さんの
アトリエは、無造作に並べられた沢山の
作品と一緒に、散歩の途中で拾ってきたものが
飾られています。

 

曲がりくねった鉄線や板、トタン、古びた瓶。。。

 

長い間、雨風に打たれたものは、やがて錆びつき、
朽ちていく。

 

なんて美しいのだろう。

 


 

 

時の営みが作る美に魅入られながら
キャンバスに向かう日々。

 

描くことが生きること。
絵を観ている私たちは、富山さんが
塗り重ねていく一刻一刻に自分の時間を
重ねているのかもしれません。

 

ギャラリーKAIで初めての展示は、
小品を中心にご紹介します。

 

ぜひ、この機会にゆっくりと
ご覧戴けましたら嬉しいです。

 


富山宣子プロフィール

 

1943年三重県松阪市に生まれる。
津市の私立中学にて美術教諭と出会い、
絵画活動を始める。
80年代半ばより名古屋、四日市、津、松阪などで
個展を開催。60歳で最後の個展とするが
それ以降も絵を描き続ける日々。
2008年9月、ギャラリーfeel art zeroにて
「色彩の絵画」、2010年10月「色彩と描線」、
2013年4月「70 paintings」2016年2月
「春色」開催。反響を呼ぶ。

 


「あかりと絵のある風景」
吉野檜のあかり 坂本尚世
絵画 富山宜子
2018年9月29日(土)から10月7日(日)までの毎日と
10月の毎週金、土、開廊
| gallerykai | 富山宣子 | 09:43 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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