PLANTS カップであたたかなひと時を


ギャラリーKAI覧版 第201号
2021年10月22日(金)

現在、ギャラリーでは
30日から始まる小林真理さん
の個展に向けて準備を進めて
います。

本日のKAI覧版は、
「PLANTS マグカップ」
のご紹介です。
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この度、個展開催を記念し、
PLANTS マグカップを制作
致しました。

白いシンプルなカップに
小林真理さんが墨一色で
描いた絵が2か所に
あしらわれています。

候補となった数種類の作品
の中から選ばれたのは、
2種類。

「華・HANA」は、一輪の花が
極限まで花びらを拡げ、
咲き誇った一瞬を切り取った
もの。

「蕾・TSUBOMI」は、今にも
咲き出でようとする生命の
輝きの瞬間を描いたものです。

上記カップが2客並んで写っている
画像のうち、右側が「華」
左側が「蕾」です。

1.華・HANA(2か所に同じ絵)
2.蕾・TSUBOMI(2か所に別の絵)

容量は9分目で350cc入り
取っ手は大きくゆったりと
付いていますので、とても
持ちやすくたっぷり飲み物
を入れても重さを感じません。

使わない時は、ぜひお部屋に
飾ってインテリアに。

コーヒー、紅茶、スープなど
これから寒くなる季節に、
あたたかいお飲み物をどうぞ
お楽しみください。

PLANTS マグカップ

口径:8cm
高さ:9.2cm
重さ:320g
容量:350cc(9分目)
価格:2,750円(税込み)

個展期間中、ギャラリーにて
お買い求め戴けます。

★発売を記念しまして、下記期間内
にご予約を戴いた方は、一客2,500円
(税込み)にて販売いたします。
ご希望の方は問い合わせフォームより
ご連絡ください。

ご予約期間:
2021年10/22(金)から
2021年10/25(月)まで

お渡し期間:
2021年10/30(土)より
ギャラリーにて。
(配送可・送料は別途)

2021年10/26(火)以降は
通常価格2,750円にて販売
します。

1. 華・HANA





2.蕾・TSUBOMI





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PLANTS IV
ー本と植物のある風景ー
小林真理 作品展

10月30日(土)〜11月8日(月)
12時から18時
場所:ギャラリーKAI

展示の詳細は、HPやインスタグラムで
随時ご紹介していきます。

→http://gallerykai.com   

インスタグラム
→@tokuko_kobayashi_kai

★ギャラリートーク・参加者募集中!

◎第1回:「自然と創造」
11月1日(月)20時〜21時

◎第2回:「本を作るということ」
11月3日(水・祝)20時〜21時

両日ともzoomによるオンライントークと
なります。

どなた様もどうぞお気軽にご参加
ください。

お申込み、お問合せは
このメールにご返信ください。
折り返し詳細をご連絡いたします。

皆さまのご参加を心よりお待ちして
おります。

<小林真理・プロフィール>

画家、装丁家、美術ジャーナリスト。
絵は、和紙に墨彩や水彩などで
自然をモチーフに描く。
「画家の装丁」「うるしのうつわ」
などのテーマで執筆、講演活動を
続けている。
主な著書、編書に『漆芸の見かた』、
『能面の見かた』、『画家のブックデザイン』
(共に誠文堂新光社)
など、日本の手仕事を紹介する本が
多数ある。
| gallerykai | 小林真理さん | 10:55 | comments(0) | - | - | - |
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PLANTS IV 小林真理 作品展のご紹介



ギャラリーKAI覧版 第200号
2021年10月12日(火)

こんにちは。
ギャラリーKAIの小林です。

原稿を書いていて、はっと
気が付けばメルマガも200号
となりました。

これまでお付き合い戴いてきた
皆さまに深くお礼申し上げます。

これからもCraft とArtの垣根を
超え「心地よい暮らし」をテーマ
とした作品をご紹介していきたい
と思っています。

どうぞよろしくお願いいたします。

本日のKAI覧版は、10月30日(土)
から始まる小林真理・作品展の
ご案内です。
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描き、書き、語り、伝える。

画家として、本の装丁家として
創作を行いながら、時には絵筆を
ペンに持ち替え、日本中の作家や
職人を訪ね歩き、珠玉の手仕事の
数々を伝える。

多彩な活動の中で
とりわけ、絵を描くことはー

子供の頃から、あたり前に
あった自然と共に過ごした
時間を今も生き続ける
こと。

そして、植物たちが見せてくれる
美しく、可憐な造形や色彩と
響き合い、共生してゆくこと。

小林真理さんを「美しいもの」へと
突き動かしていく原動力になって
いるのではと思います。

「PLANTS IV」 
と題した今回の個展では、
「植物」をテーマとした作品を中心に
原画、版画をご紹介します。
また、これまで装丁を手掛けてきた
本とその原画も併せて展示します。

真っ白な空に引かれる墨の息づかい
に触れ、美しい装丁が施された本と
共に、ゆったりとした時間を
お過ごしくだされば幸いです。

PLANTS IV
ー本と植物のある風景ー
小林真理 作品展

10月30日(土)〜11月8日(月)
12時から18時
場所:ギャラリーKAI

展示の詳細は、HPやインスタグラムで
随時ご紹介していきます。

→http://gallerykai.com   

インスタグラム
→@tokuko_kobayashi_kai

★ギャラリートークを開催します

◎第1回:「自然と創造」
11月1日(月)20時〜21時

◎第2回:「本を作るということ」
11月3日(水・祝)20時〜21時

両日ともzoomによるオンライントークと
なります。

7年前の個展の際に行いましたギャラリー
トークでは、沢山の方がお越し下さり
お席も足りなくなってしまったことから
多くの方にご参加戴けるように
今回はオンラインといたしました。

どうぞお気軽にご参加ください。

お申込み、お問合せは
このメールにご返信ください。
折り返し詳細をご連絡いたします。

皆さまのご参加を心よりお待ちして
おります。

<小林真理・プロフィール>

画家、装丁家、美術ジャーナリスト。
絵は、和紙に墨彩や水彩などで
自然をモチーフに描く。
「画家の装丁」「うるしのうつわ」
などのテーマで執筆、講演活動を
続けている。
主な著書、編書に『漆芸の見かた』、
『能面の見かた』、『画家のブックデザイン』
(共に誠文堂新光社)
など、日本の手仕事を紹介する本が
多数ある。



| gallerykai | 小林真理さん | 11:18 | comments(0) | - | - | - |
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午前10時過ぎ。

家のドアを開けた瞬間に
入ってきた冷気に身を固くしながら
マンションの長い通路を抜け、建物から一歩外に出た。

途端、まばゆいばかりの陽射しのコントラストに
思わず目を細める。

ああ、もうサングラスをしないと。

横断歩道を渡り、歩道橋の階段を
上って行くうちに
いつの間にか手が襟元に伸びて、
ボタンを一つ、二つ外している。

寒風から身を守るために
昨日までは、あんなに完全防備で
出掛けていたのに。

一日で劇的な変化を遂げる季節は
いつも不思議だ。

窮屈にちぢこまっていた身体が
コートの下で少し緩んでいくような
感覚に、足取りも軽くなって駅の方へ
歩いていくといつもの神社が見えてきた。

猫の額ほどの広さの
小さな小さな神社だ。

私は通りかかる度、その木造の柱や
凝った木彫りの細工に、自分の知らない
この町の長い歴史が染みこんでいるような
気がしていたがあえて寄ってみるような
こともしていなかった。

日常の風景は、興味の対象から外れ、
自分の視界から埋没してしまう。

年に一度の秋祭りの時、地元の人々が
寄り集い、祭礼を行っているのを見たことが
ある以外は、普段はしんと静まり返っている。

ところが、今日は、珍しいかな
賑やかな歓声が境内の方から聴こえてきた。

近づいていくと子供たちが10人くらい、ここぞとばかり
駆け回っていた。

お揃いの黄色の帽子が、追い越し追い越され
ぶつかったり、じゃれ合ったり。

無邪気な声が、真っ青な空に弾け飛んで
辺り一面に反響している。

なんて楽しそう。

いつもは人気の無い神社が
今日はすっかり子供の遊び場と化していた。

思わず歩調を緩めた時、
一瞬、土の香りがよぎった。

ちょっと湿り気を帯びたあの懐かしい
土の匂い。

前日に降った雨が染みこんだ地面を子供たちの
脚がどんどんと踏みしめているからだろうか。

ふと、境内に植えられている木の枝に
目をやると、いつの間にか固い蕾が幾つも
ついていた。

何の木だろう。

今までその木があることさえ
気が付かなかった。

蕾が開いたら、きっと分かるだろう。

その時、お詣りしてみよう。

子供たちの歓声を後にしながら再び
私は、歩く速度を早めていった。

道沿いの家の軒先に吊るされたシャツは
風にあおられ、勢いよく翻っている。

そういえば、昨日の天気予報で
春一番が吹くようなことを
言っていたっけ。

春はもうすぐ。




小林真理 ドローイング ・墨
 
| gallerykai | 小林真理さん | 09:06 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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小林真理・ドローイング 展「PLANTS」vol.16
昨日、個展が無事終了致しました。

期間中は2度も台風に見舞われるという
波乱!?もありましたが、沢山の方に
足をお運び戴きありがとうございました。

暮らしの中に絵を飾ってみること。
それは何も特別なことではなく
毎日ちらりと眺めるだけで、
自分の部屋にいることが嬉しく
なること。そんなことが少しでも
お伝えできたら嬉しいです。

真理さんのドローイングは引き続き
ホームページでご紹介していきますので
またページができましたらお知らせ
します。

| gallerykai | 小林真理さん | 08:43 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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小林真理・ドローイング 展「PLANTS」vol.15
真理さんの絵と十数日、共にして
分かったこと。

墨の絵は、実は日が落ちてからがいい。

茶室に掛かるお軸が日の傾きにつれて
表情を変えるように。
秋の月夜に艶っぽい。

個展も残すところあと2日。




| gallerykai | 小林真理さん | 00:10 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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小林真理・ドローイング 展「PLANTS」vol.14
10月14日(火)は、休廊日です。
15日(水)から19日(日)まで
引き続き「PLANTS」展開催します。





| gallerykai | 小林真理さん | 23:36 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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小林真理・ドローイング展「PLANTS」vol.13
昨日、ギャラリートーク第一回を
開催しました。階段教室さながら
狭い中、ご参加戴いた方、ありがとう
ございました。

テーマは、「ドローイングのお話」。

私が質問させて戴きながら対話形式で
真理さんのドローイングの秘密に
迫りました。

最初は油彩からスタートしたにも
かかわらずなぜ「墨」という素材に
至ったか、書に通じる精神的世界と
デザインの関わり、これから向かう
であろう方向性など…実際に使われて
いる筆を見せて戴きながら、質疑応答
も交えあっという間の1時間でした。




参加者の中で1989年に真理さんが
製作したイラスト入りダイアリー…
これが、最高にカッコいいのですが!…
を愛用していると皆さんに見せて
下さった時なぞは、盛り上がりました
ね〜復活を願う声が方々から上がり
ました。真理さんの仕事のキャリアが
分かりますね!

終了後、お話を聴くと聴かないとでは、
絵の見え方が全然違います! という
お言葉を戴き、嬉しい限り。

明日の第二回ギャラリートークも
楽しみです。台風の影響でお天気の
行方が心配ですが、予定通り
行いますのでお時間のある方は
是非。

10月13日(月)
第二回ギャラリートーク
「アートディレクションとブック
デザインのお話」
午後3時より





| gallerykai | 小林真理さん | 23:31 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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小林真理・ドローイング展「PLANTS」vol.12
本日と13日の2回にわたりギャラリー
トークを開催します。
どうぞお気軽にご参加ください。
大体の人数を把握したいと思いますので
参加される予定の方はメール戴けました
たら嬉しいです。

10/11(土)   
15:00 「ドローイングのお話」

10/13(月・祝) 
15:00 「ブックデザインと
アート・ディレクションのお話」

どちらも1時間程度のざっくばらんな
お話会です。
アートの現場の一線にいらっしゃる
真理さんと是非この機会に交流して
戴ければと思っています。
| gallerykai | 小林真理さん | 08:56 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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小林真理・ドローイング展「PLANTS」vol.11




今回は、ドローイング作品の他に、
装幀家として、またアートディレクター
としてのお仕事もご紹介しています。

お客様の中には何十年来という仕事仲間
の方も多く、真理さんのこれまでの
キャリアを私も実感させて戴く毎日
です。

画家として、そしてデザイナーとして
の仕事もご紹介したくて、これまでの
足跡を辿ることができる本棚を作り
ました。

こちらには、装幀やブックデザインを
手がけた本、真理さんのドローイングを
ジャケットに使ったCDを並べて
います。












こちらは、日頃書き溜めているスケッチ
ブック。
作品は、下書き無しに一気に書き上げ
ますが、その下地は、地道なスケッチ。
といってもそのキャンバスからは植物の
姿を一心に捉えようとしている真理さん
の真剣でかつ楽しげな気持ちが伝わって
きて、見ている私たちもその場を共有
しているような気持ちになります。





スケッチブック






「雨に消えたノラや」パルコ出版(上)
「愛しのチー公へ」小林カツ代著
筑摩書房(下)




このスケッチがそのまま装幀や雑誌の
表紙に使われることも。







「人間力」藤田英夫著 NTT出版


どうぞギャラリーにいらっしゃい
ましたら、一つ一つお手に取って
戴いてゆったりとした時間を過ごして
戴けたら嬉しいです。





| gallerykai | 小林真理さん | 20:53 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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小林真理・ドローイング展「PLANTS」vol.10
今日は、版画のご紹介です。

真理さんのドローイングは、世界に
一つの一点もの。
そして・・・こう言っては語弊が
あるかもしれませんが例えば日本の
古い屏風絵にも通じる絵と空間の
絶妙なバランスといい植物のフォルムの
切り取り方といい・・・抜群のセンスの
良さなのです!

私がぜひギャラリーKAIで個展をと
思い立ったのは部屋にあるドローイング
をいらして下さった方にイメージして
戴きたかったから。

会期中は私は真理さんの絵に囲まれて
生活しているわけなんですけど
(なんと贅沢なことか!)どの絵も皆
すんなり我が家に収まって豊かな空間
を演出してくれています。

和室だって洋室だってすっと馴染む
このドローイングを多くの方にお求め
安い価格でご提供できたら・・・
これは真理さんも同じ思いでした。

そんなわけで、版画です。

各ドローイングに版画をご用意しまし
た。

しかも紙はフランス製の最高級クラスの
紙、「アルシュ」を使用し、最新技術を
駆使して刷られた版画は、耐久性が
あり日焼けしにくく色の発色は原画と
見紛うばかり。

ご注文戴いた方には真理さんのサインと
ナンバーを打ってお渡しします。

ギャラリーにいらっしゃいましたら
是非一枚ずつお手に取ってご覧戴ければ
嬉しいです。








版画:(大)35,000円




















(小)15,000円










| gallerykai | 小林真理さん | 23:07 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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