「京のお正月を味わう会」募集中です



 
メールマガジン「ギャラリーKAI覧版・第144号」
を発行しました。

 
「京のお正月を味わう会」の詳細を合わせて
 どうぞ

 
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お申込みはこちらから
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第144号 2017年1月6日
 
新年あけましておめでとうございます。
 
皆さまはどんな一年の幕開けを
お過ごしでしたでしょうか。

 
私は、今年、初めて母の力を借りず
一人でお正月の準備をしました。

 
身体が弱かった祖母に代わり、
一切の台所仕事を娘時分から
引き受けていた母が、ずっと
作り続けてきた味。

 
同じというわけには到底いかないけれど
「私流」を取り入れながらのお節料理作りは、
ちょっと感慨深いものがありました。

 
引き継いでいくものと
新しく作り上げていくもの。

 
そんなことが今年一年のテーマになりそうです。
 
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
 
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では、早速、2017年第1号のメルマガを
お送りします。

 
毎年、ギャラリーの恒例行事となりました
「京のお正月を味わう会」のご案内です。

 
今年は、ご参加くださった方に私から
お年玉プレゼントもご用意しています。

 
どうぞお楽しみに。
 
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「京のお正月を味わう会」
 
京都・西陣の呉服商・古河一秀さんが
京都の年越しと、新しい年の迎え方をお道具を
使ったしつらえを交えながら語ります。

 
後半は京都の商家に伝わる伝統的な
お節料理を奥様の玲子さんが作り
皆様にお召し上がり戴きます。

 
特に、じっくりと時間をかけてとった
昆布出汁とたっぷりの白味噌で
コトコト作るお雑煮は、京都ならでは。

 
毎年、このお雑煮を楽しみに
参加して下さっている方がほとんどでは!?
と思えるほど絶賛されるお味は
是非体験していただきたい逸品です。

 
☆和菓子通の古河さんが
 選ぶ今年のお干菓子は、「松露」です。

 
 古河さんが「京都で一番」と太鼓判を
 押されるお味に期待が高まりますね〜。

 
☆一方、お酒担当の私はといいますと
 昨今通い続けている最も信頼している
 某酒屋の店主にお願いして日本酒を
 選んでもらいました。

 
 といいますか・・ほぼ「即決」だったところが
 驚きで実に爽快!

 
 早速戴いてみると和食の甘辛い系の味に
 すっと馴染んで品が良く、これは
 いくらでも盃を重ねてしまいそうな・・。(笑)
 どうぞご期待ください。
 
☆☆☆新年を祝って店主からプレゼント☆☆☆
 
お正月の会に参加してくださった方に
下記の本をプレゼントします。

 
こころもからだもきれいになる
「やさしい精進料理」
妙心寺東林院住職 西川玄房著
 
精進料理の本、「禅寺のおばんざい」
シリーズで、私がスタイリングを担当させて
戴きました京都・妙心寺塔頭・東林院の
ご住職、西川玄房氏の最新レシピ本です。

 
身近な材料を使った季節感溢れる料理が
沢山詰まった集大成の一冊です。

 
ギャラリーKAIが器を提供しました。
 
こちらでご紹介をしています。
 
ぜひ、普段のおかず作りの一品に加えてみて
くださいね。

 
「京の暮らしと文化を語る会」
  〜京のお正月を味わう〜

 
日時:2017年1月22日(日)
   
   第一回:12時〜14時  
   第二回:15時〜17時 
(どちらも同じ内容です。)
 
定員:各4名
語る人:古河一秀氏
参加費:6,000円
        (お節料理、お雑煮、食前酒、
     お干菓子とお抹茶付き)

 

☆ご予約制です。お早目にどうぞ。
 お申込みは、メール、お電話にて承ります。

 
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以上、第144号をお送りしました。
 
本日も最後までお読み戴きありがとうございました。
 
今年も無事に新しい年を迎えられたことを感謝して
皆さまとご一緒にお祝いをしたいと思います。

 
感謝を込めて。
| gallerykai | 京都 | 13:25 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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「京・祇園祭りのいま」募集します。

★「京の暮らしと文化を語る会」
   〜京・祇園祭りのいま〜

 

 

「京都」と聴いて、それぞれが胸に思い浮かべる

トピックは千差万別。

 

その中でも、このお祭りほど、「京都」を体現していると
感じるものは、他にないのではないでしょうか。

 

そう、「祇園祭り」です。

 

京都人にとって、「祇園祭り」にかける思いは
並々ならぬもの。

 

今回のテーマを選ぶにあたって、古河さんから
下記のような文章を寄せて戴きました。

 

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今年ももう直ぐ祇園祭の季節がやって来ました。
千年あまり続いて来た祇園祭も、時代とは
無縁ではいられません。

中断した事もありました。

 

数年前には、大舟鉾が復活し、
戦後の先祭、後祭合同以来の
巡行復活や後祭の独立。

 

時代に合わせながら絶えず変化し続けています。

 

そんな祇園祭の今の姿をお話をさせて頂き、
京都町衆の祈りと願いを感じていただければと
思います。

 

======================================

 

日本は世界屈指の文化を持ちながらも、時代の変化に
つれ淘汰されるものは淘汰されていきます。

 

これは、今を生きている人もモノも伝統も
全てが平等にさらされること。

 

ただ、昔からの方法をそのまま踏襲している
だけではやがて絶えてしまう。

 

京都は1000年の都といいますが、一方、
新しいものをいち早く取り入れる進取の精神も
脈づいています。

 

だからこそ、現代の私たちは京都に通うのでしょう。

祇園祭りに見る「京都のいま」を
古河さんに語って戴きます。

 

毎回恒例のお菓子は、
「中村軒」の水羊羹で涼しげに。

 

そして今回は特別ヴァージョン、
京都ならではの「お土産」を
ご用意します。

 

前回の「葵祭りの会」に参加して下さった方は
ピンときていらっしゃるかも・・・!?

 

併せて、夏を涼しく過ごすための京都ならではの
小物も併せてご覧戴きます。

 

京都の涼をぜひ、お楽しみください。

 


日時:7月9日(土)

 

   
第一部:13時半〜15時
第二部:15時半〜17時 

 

参加費:4,000円(お茶とお菓子、お土産付き)

 


☆ご予約制です。
 お申込み、お問い合わせなどメールにて承ります

 

| gallerykai | 京都 | 22:50 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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「京のお雛さん」の会、募集します。
「京の暮らしと文化を語る会」
〜京のお雛さん〜

「京」のあたりまえの暮らしを
京都・西陣の呉服商・古河一秀さんが語る会、
3月は「京のお雛さん」がテーマです。

日時:3月12日(土)

第一部:13時半〜15時
第二部:15時半〜17時

参加費:¥3,000.-(お茶とお菓子付き)


毎回、この会を重ねていく度、狭い国土の
日本で、関西と関東では、これほどまで
生活や風習の違いがあることに、いつも目を見張ります。

「お雛さん」もその一つかもしれません。

この時期行われる、京都人にとっては
人生の節目とも言える大切な行事「十三詣り」の
お話をはじめ、京都に伝わる桃の節句のしつらえなど
「京のお雛さん」にまつわるお話をたっぷりして戴きます。

勿論!
毎回のお楽しみ、京都ならではのお菓子も
ご用意します。

お雛祭りのお菓子といえば、「ひちぎり」。
個人的に私はとっても好きなお菓子なので
密かに楽しみにしています。

今年はどちらのお店の「ひちぎり」を戴けるか・・・
ただ今、古河さん選定中です。
楽しみになさっていてくださいね。

週末の昼下がりに、京都の和菓子を戴きながら、ここ東京で
「京都時間」を過ごして下されば嬉しいです。

☆ご予約制です。
お申込み、お問い合わせなどメール、お電話にて承ります。
| gallerykai | 京都 | 15:52 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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京のお正月の会




おことうさんです

おけら詣り

根引の松

暮れからお正月にかけ、京都の町の
あちらこちらの路地で、今でも耳にする
暮らしの言葉。

それが、緩やかな抑揚を持ったリズムで
語られる時、実際は、京都に住んだことのない
私でも、どこか懐かしく、心の輪郭がふわりと
ほどけていくような気がします。

ここ、東京の都心にて「京都時間」を
過ごして戴こうと始まったこの会も
回を重ねてまいりました。

年の初めにおせち料理とお雑煮を
今年もまた、供に戴いた喜びを
感じる一日となりました。

一年の終い方と新たな年の始め方。

日本人が大切にしてきた習慣ですが
京都の習慣を体験することを通じて
改めて個々が大事にしてきたものを
もう一度思い返してみるきっかけに
なれば良いなと思っています。

ご参加戴いた皆様、どうもありがとう
ございました。

そして今年もまた、心づくしの
おせち料理とお雑煮を作って
ご準備戴きました古河さんご夫妻に
お礼申し上げます。


ギャラリーKAI・お正月の会 

語る人・京都西陣呉服商・古河一秀氏
作る人・古河玲子さん

祝三種(たたきごぼう・ごまめ・数の子)
黒豆
くわい
お雑煮
お干菓子(亀屋伊織謹製)
ビオワイン 泡・白
(クリスチャン ピネール/カッツアンプ)





八坂神社の氏神さまの御火を火縄に移して
来たる年の無病息災を祈る。






主人と妻の祝い膳。それぞれの紋を
代々引き継いでいく


















昆布出汁と白味噌のみのシンプルなお雑煮。
今年も絶品でした。







一子相伝、門外不出の製法にて作られるお干菓子







フランス・アルザスの歴史ある作り手から
やってきたビオワインが日本の伝統料理と融合。
マスカットと金柑の苦みがほんのりと香る白の泡
は、優しい余韻が残るお味。
ピクール  


 
| gallerykai | 京都 | 09:36 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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京都 One-day trip

「思い立ったら吉日」

この言葉、学生時代からよく友人と言い交わしては
笑いあっていたものです。

または煽りあっていたともいう。

でも最近、ちょっとこの「思いたったら吉日」的行動に
ご無沙汰してまして。。。

そう、なんだかここのところ調子が今ひとつね・・・と
思っていたら、「行動」していませんでした。

そこで、思い立ってみましたよ。

目的地は京都。

一日だけのshort trip

時間を短く区切ると、あれもこれもと
欲張ることを自分に禁じるので
かえって、落ち着いた時間を過ごすことができるものです。

短時間行動だから、テーマもぎゅぎゅっと絞って

「琳派」です。


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今年は、本阿弥光悦が京都鷹峯に「芸術村」を開いてから
400年にあたるということで、京都の街はいま、「琳派」尽くし。

俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一、鈴木其一から明治〜現代の
田中一光まで継承されてきた珠玉の美の系譜を堪能いたしました。

「琳」とは、「美しい玉」という意味があるといいます。

自分の手中にこの「美しい玉」をおさめることができたら
どんなに素敵かしらと妄想は果てしない。

寺社や大店の奥座敷、至るところに
彼らの屏風やお軸、板戸が飾られていたと思うと
ワクワクします。

彼らの作品を観ていると
それを身近に置いて大切にしてきた人々の
暮らしが透けてみえてくるような気がします。

「芸術作品」という概念自体が無かった時代、
上段に祭り上げるのではなく、あくまで生活の中で
その美を堪能し尽くしていく。

だからこの息を飲むほどの絶妙なデザイン力。

これは、「芸術」という枠におさめてしまって
よいものなのか・・・。

ちょっと窮屈な感じがしないでもありません。

ふとそんな疑問を胸の内に抱えながら京都の街に出ると
どこからともなく香の漂う気配。

どこに行ってもコンビニとドラッグストアとチェーン店が
増殖し、均質化していく日本の都市の中で
「京都らしい」空気を感じるとすれば、
今でもこの「琳派」的美意識が日常の暮らしのそここに
潜んでいるところかもしれませんね。

帰りは蹴上から山を登って青蓮院、将軍塚へ。
陽が落ちようかという京の山並みの壮大な
景色を目に焼き付けて帰途に着きました。

琳派 京を彩る
11月23日(火)まで
京都国立博物館

琳派イメージ
11月23日(火)まで
京都国立近代美術館

「思い立ったら吉日」

これからも忘れないようにしよう。

iPhoneImage.png



 
| gallerykai | 京都 | 17:29 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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3月の京の暮らしと文化を語る会のご案内です


 3月の茶話会のお知らせです



「京の暮らしと文化を語る会・第4回」



昨年始まりました当講座、毎回ご好評を戴き
今年も色々な趣向を交えて企画してまいります。
どうぞよろしくお願いします。



下記は第4回のご案内です。

この度はそれぞれ異なった内容の二部構成となります。
ご参加される方はご希望の部をお知らせください。



日時:3月9日(日)

★第一部:正午〜14時


 参加費:1,500円(お茶とお菓子付き)


 内容:お雛さんと十三詣り
  京都流お雛様の行事と京都では「七五三」と並んで重要な行事
  である「十三詣り」についてのお話です。
  昨年行った内容とほぼ同じです。



★第二部:14時半〜16時半


 参加費:1,500円

 
内容:着物よもやま話〜西・東〜



 実際にお着物を見せて戴きながら、関東と関西の着物の好みや
風習、文化の違いなどを多岐に渡ってお話戴きます。



 これまでのお話し会の様子はこちらからどうぞ。

http://blog.gallerykai.com/day=20131214
http://blog.gallerykai.com/?day=20130707
http://blog.gallerykai.com/?day=20130224




| gallerykai | 京都 | 11:21 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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京都の会のご報告です

今日は6月30日にギャラリーで行いました「京都の文化と暮らしを語る会」
の第二回目のご報告です。

今回のテーマは「京都の夏の暮らし」。
京の夏といえば、そう祇園祭りです。

今からさかのぼること、平安時代、都に大流行した疫病を追い払う為、神泉苑に国の数だけ矛を立てて疫神の祟りを祓ったことが起源です。

祇園祭りといえば、観光客が殺到する山鉾巡行が一大イベントのように
思われがちですが、以前私が古河さんに薦められたのが
「祇園祭りを見るのなら神輿渡御を観なくては」ということでした。

「祇園祭りの本分は神輿。山鉾巡行は神輿のための露払い」
と言われるのも祭りの本来の意味を知れば納得できることです。

下記は2年前、八坂神社を出発する3基の神輿のひとつです。





17日の夜6時。
石段下に約2000人の担ぎ手が勢揃いするさまは壮観。
出発前に八坂神社の西門前に集まった三つの神輿が揃い踏み、「ほいっと!ほいっと!」と
いう掛け声でそれぞれの神輿が高々と担ぎ上げられ、時計回りに回転します。
日本でも1、2を争う重量を持つ神輿は六角形と八角形。金箔を張り重ねたかのような
神輿はそれはもう雅で気品高いものでした。

祭りは7月1日から31日まで。その間、様々な行事が行われています。
特に有名なのは宵山、別名「屏風祭」。
山鉾町の家々が2日間に渡り座敷に緞通を敷き、秘蔵の屏風などを飾り
お披露目します。また、各家には葉が大きく広がる姿が末広がりで
めでたいということから「檜扇」(アヤメの仲間)が活けられます。


また各山鉾町ではてぬぐいなどのgoodsが売られ、子供たちが屋台に
群がって歓声を上げている姿などは、祇園祭といえど、どこの町や村にも
ある祭りの光景です。

今回の茶話会では、祇園祭りの細かい行事から「先の祭り」・「後の祭り」
が来年から復活か?という京都では今一番熱いトピックス、山鉾の違いの
見分け方、なぜ、京都の人はこの時期きゅうりを食べない?「お稚児さん」になれるのは・・・?などなど思わず身を乗り出してしまう裏話を交え
また他には京都の夏には欠かせない行事として下賀茂神社の「足付け神事」、
「大文字の送り火」、「地蔵盆」多岐にわたり、古河さんの柔らかい京都弁と
相俟って私などはしばらくひょっとしてここは京都の路地裏にあるとある家の屋根の下なのではないかと楽しい錯覚を覚えたのでした。

このようなお話を伺うと祇園祭りも身近なものになってきますね〜。
1000年以上も続くお祭りを伝え支えてきた町衆の熱い思いは
確実に今の祭りを担う人々、そして次世代の子供たちに受け継がれている
ことを実感します。
この次、京都に出掛ける時は今までとはちょっと違った視点で京都の町を、
路地を歩けるかもしれません。そしてそんな旅は自分の中にきっと新たな
ページを加えてくれるものと改めて思います。

参加してくださった皆様、そしてまた美味しいお菓子とお座布団まで!!
持ってこの会に尽力してくださった古河さんに心からお礼を申し上げます。

そう、そのお菓子ですが!
今回は

二条駿河屋謹製「みな月」に小山園煎茶「名残の月」

茶話会当日の6月30日は、「夏越祓(なごしのはらえ)」の日。
この日一日しか作られないという「水無月」を
堪能致しました。

そして・・・
なんと・・
写真を撮る前に・・・食べてしまいました!
ごめんなさい。

そんなわけで今回はこれにてお茶を濁します・・・。包装紙!(笑)

さあて、いよいよ、東京は梅雨も明け、本格的な夏到来です。
京都では「地獄の余り風が吹いてきた」という言い回しがあるそうですよ。
どんなに暑い日でも一陣の風がすーっと吹いた時、風鈴がちりんと鳴り、
葭簀がわずかに窓辺で揺れる。そんな風情に涼を感じるのも
酷暑を少しでも快適に過ごそうという京都人の・・・日本人の暮らしの知恵ですね。

これから連日30度超えの猛暑日が続くでしょうが、涼しい顔して
「地獄の余り風だわ」
と言って乗り切りたいものです(笑)

次回のテーマは「京のお正月」。早くもこんな会にしようよと古河さんとは
お話が進んでいます。どうぞ楽しみにお待ちください。

おまけ:

今回は参加してくださった方が多くいらっしゃいましたのでレイアウトを変えました。
いつも中央に置いてあるテーブルを脇の方へ隠してしまい



お座布団を敷きました。ちなみにこれはすべて古河さんが京都から
持ってきてくださいました!もうひたすら感謝です!






| gallerykai | 京都 | 11:07 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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京都の暮らしと文化を語る会

今日は、2月に「京都の暮らしと文化」について
語って下さった古河さんが、お仕事で東京に
いらっしゃっていて、第二回目の
打ち合わせを致しました。

日にちは6月30日に決定です。
そして夏本番を迎えようかというこの時期のテーマは・・・

はい、祇園祭りです。

一昨年、初めて祇園祭りに2日間通いましたが、もうしびれました!
子供も大人も祭りに昂じる姿に歴史、型式は違えど根っこのところは
江戸も京も同じ血が流れているのだと感動したのを覚えております。

当日は観光客目線では分からない京の町衆たちによる祇園祭りをおおいに
語って戴く予定。

また、京都の人であれば子供の頃から馴染んでいる下賀茂神社の御手洗祭り
(これは、お子さんにはもうこの上なく魅惑的なお祭り!?)、誰もがご存知大文字の送り火、
そして奈良でも町内会ごとに行われていた地蔵盆・・・などなど。。
ああ、2時間におさまるのかしらん??という楽しい心配は横に置いておいて・・。

もちろん、お楽しみの季節の和菓子付きです。今回は「水無月」。

近くなりましたらまた詳細をご案内します。

どうぞお楽しみに〜。




祇園祭りの思い出に戴いた「手ぬぐい」は今でも大切に取ってある。
ヘビーユーザーの私もこれはなかなか使えないのです。。。

| gallerykai | 京都 | 21:43 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
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京都の暮らしと文化を語る会・第一回

昨日、京都西陣で呉服の商いをされている古河一秀氏を
ギャラリーにお迎えし「京都の暮らしと文化を語る会」を催しました。

テーマは、「お雛様と十三詣り」



玄関では陶雛を飾ってお客様をお迎えしました。
瀬戸の宮地生成さん作です。随分前に我が家に
やってきました。
華やかな木目込み人形と比べ、かなり渋いですが
今の我が家にはしっくりと落ち着く気がして今の私の気分に
合っています。

そしてこの日は、男雛、女雛の並べ方は京都流。

京都では日が昇る東側が位が高いとされていますので
向かって右側に男雛を飾ります。関東とは逆ですね。
ちなみに京都の地図を見ると右京区、左京区の左右が逆なのも
御所から見て左側を左京区とするから。

西と東の違いは、雛段に飾られるお道具にも、表れていて
京都ではお台所道具が多いそうです。武士の江戸に対して
お公家さんや商家が多い土地柄を反映しているのでしょう。



「十三詣り」。これはあまり東京では聞き慣れない言葉ですが
京都では「七五三」と並んで重要な行事だそうです。

数え歳十三歳の時に、嵐山の法輪寺に着物を着てお詣りし、
漢字一字を奉納して知恵を授かるという。その際、親から
離れて一人でお堂に入り、住職から自分の名前が呼ばれるまで
じっと待つのだそうです。

子を送り出す親
一人で踏み出す子供。

子供から大人への最初の扉を開ける時。

親は我が子がよくここまで無事に育ったという感慨と
一抹の寂しさが胸中を去来し、子離れの時を
自覚するといいます。

行事を通して、親も子も人生の節目、生きてゆく覚悟
を意識する。

こうして人々の暮らしに息づいている行事は、生きてゆくために
必要なことだったのだと改めて気づかされます。
今日まで途絶えることなく引き継がれてきた訳が
分かるような気がしました。

そんなわけで約1時間はあっという間に過ぎ
いよいよお待ちかね、お茶の時間です。

この日古河さんが選んで下さったのは

二条駿河屋謹製「ひちぎり」に一保堂薄茶。

「ひちぎり」は、京都のお雛祭りに欠かせないお菓子。




「ねりきり」にもっちりとした食感を合わせたようで
私も初のお味でした。皆さん共々本当に美味しく戴き、
お抹茶も揃ってもう一服(笑)

お抹茶も抹茶茶碗だけではなく、ボウルや中程度の大きさの
どんぶりなど色々取り交ぜてお出ししたのを皆さん
面白がってくださったようで、目白台時代に出会った作家の器に
ああ、この手は懐かしい!なんてお声も。




これはちなみに私用。こばやしゆうさんの手つきマグで
お抹茶を戴きました。実は前からこの組み合わせはよくやっています。

こうして終始、古河さんと和気藹々おしゃべりしながら
楽しい2時間でした。

そして、早くも話題は次回のテーマに発展・・・!?

6月末頃を予定していますのでまた、詳細は
ご連絡します。

お寒い中お集まり戴いた皆さん、どうもありがとうございました。

そして、貴重なお話しからお菓子の調達まで心を尽くして下さった
古河さんに心より感謝いたします。

また、次回をどうぞお楽しみに。。



古河さんです。
さすがお着物の着こなしが違います!。
男性のお着物姿って素敵と思いません?

| gallerykai | 京都 | 23:03 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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