馬酔木
巣鴨駅の駅ビルの前の植え込みに発見
しました。

「馬酔木」

読んで字の如く馬が食べると酔った
ように足が痺れることからこの名前が
付いたらしい。

これ、馬だけではなく鹿も食べない。

鹿は神の使いですから、奈良では
大事にされています。ただ、その
食欲は旺盛なものだから公園内の
木の幹は齧られないように覆いが
してあったものです。この馬酔木
以外は・・。

そんなわけで、私の中では
馬酔木ー鹿ー奈良という図式が
出来上がっているので、鹿のいない
東京にあるのがちょっと不思議。









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奈良の野菜

 最近野菜を買いに通っている八百屋さんは
お店があるわけではなく、週2回、商店街のとある
ビルの2階にご夫婦で天理から売りに来ています。

定番野菜に混じり、珍しい野菜も毎回登場。
興味がある野菜を作るから、畑は少量多品種。

有機無農薬。
安心して皮ごと食べられます。



この紫のは・・・紫ブロッコリー。
「野菜」という想像を超えるバイオレットに
しびれます。

後ろの巨大なものは、奈良特産のきゅうり。
皮が白っぽい。
こちらはおまけで貰っちゃった!
もう、出来て出来てしょうがないから・・・と
袋に追加で2本。
まるでご商売というよりは近所の人と話している
みたいです(笑)
主に漬物用なんですが、自分は漬物は作らないと言ったら美味しい食べ方を教わったので
また、今度ご紹介します。

お昼に早速スープ。
ジャガイモ、人参、玉ねき、キャベツ、パセリ、と
一緒にことこと煮込みます。

スープは紫色になりました。

ふと、何の味付けもしないで食べてみようと思い立ち
そのままで戴きました。

野菜の味がそのままストレートに味わえる。
特に、じゃがいもは、本当に美味しくて
余計な味を付けるだけ勿体ないという感じです。

奈良にいる間はせっせせっせと通う私にとって
暮らしに欠かせない大切な八百屋さんです。



 

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夏越の祓

今日から7月。
2012年の折り返し地点です。
ここで気持ちを新たに入れ替えて
残りの半年を無事に過ごそうと・・そんな気持ちは昔も今も変わりません。


昨日、6月30日は「夏越祓」。

古くから寺社で行われている神事で
半年の罪や穢れを祓い、残り半年の無病息災を祈願します。

神社の境内にはちがやで作られた茅の輪が用意され、参拝者は
この輪をくぐると夏の疫病や災厄から逃れられるといいます。

私たちは、近くの春日大社へ行ってきました。


行事は午後3時から始まりましたが、折しも重い梅雨空から
大粒の激しい雨が降り始め、なんだか心身共に浄化されたような気が・・。

静かに頭を下げて謙虚な気持ちに全身を満たすということが、精神のデトックスに
つながっていくのかもしれません。

これから厳しい夏がやってきますが、皆さん、息災に過ごしましょう!

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山焼き

 2月に入り日本列島は厳しい寒さが続いています。
冬は寒いのが当たリ前なんですが、こうも寒いと
四季のある国ゆえの厳しさを日本のみんなで耐えているゾ・・
そんな感じがします。

ここ私の住む奈良もしかり。
まとまった雪こそ降りませんが、
最近あまりスカッーと晴れることもなく、いつもドヨーンと曇り空。
あら♪お日様が顔出したわ♪と
思っても鼠色の空と隣り合わせ。
油断がなりません。
晴れていても粉雪がちらちら舞うことも
多いです。
空の表情が刻一刻と変わるのは山に囲まれている盆地特有のものなのでしょうか。
ああ、大きな声では言えませんが
東京の乾燥した晴天が懐かしい。。。。

さて、そんな冷え冷えのさぶ〜ぃ奈良の冬の風物詩、
若草山の山焼きが先週末に行われました。

私の中では奈良の行事の中で一番好きかもしれません。

当日は三条通りや商店街もこの季節にしてはどことなく人が多く出ているような
気がして、なんとなく盛り上がりを見せているのも嬉しかったりして。

山焼きの日は近くのたこ焼き屋のおばちゃんも大繁盛です。
去年の山焼きの日に、買いに行ったら予約のたこ焼きを焼くので
大忙しなのを見て、奈良ビトはたこ焼きをアテに山焼き
見物することを学んだのでした。
はい、今年はしっかり我が家も予約しましたよ。

家のリビングからちょうど若草山が見えるロケーションなので
本当に楽しい。
自宅から隅田川の花火を見ている人たちの心境が分かります。

山焼きはまず、花火が上がります。


去年から瞬間鹿の形になる花火もあって、なかなか心憎い演出です。
あちらこちらの家から歓声と思しき声が聞こえてきて、ああ、
奈良の人に愛されているイベントなのだと
実感します。

15分くらいで花火がフィナーレを迎えたらいよいよ山に点火。
じわじわと火の道が広がってやがて面になり30分ほどで
終了。
不届き者の私たちは、
もっと、一気に山ごと燃えたらいいのにねーなんて
言ってますが、このやわ〜い感じが奈良らしいのでしょう。
ちなみに今年も焼けたのは7割程度で残りは後日焼くらしいです。










興福寺の五重の塔が炎に黒く浮かび上がります。
何か、焼き討ちの場面を見ているみたい。。

今は黒く焼け焦げた肌を見せているお山。
これからは、首を長〜くして若草に覆われる季節を楽しみに
待つことにいたしましょう。

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久しぶりの奈良

お久しぶりの奈良です。

空を見上げるとああ、こんなに広かったって
つくづく思います。

東京の箱庭から見上げる空と
大和の青垣が連なる空と

同じ空がつながってると意識する
自分が新鮮に思えたり。

自分の居場所を変えることで
大事なことを思い出したり、リセットされたり。
一番良い刺激になりますね。



いつ見てもかわいいと思うのは私だけかしら?
京都から奈良へ向かう電車がいよいよ奈良に到着しようかと
いうとき、車窓から見える若草山が好きです。
おだやかで、大層な感じじゃなくて。

来週末はいよいよ若草山の山焼きです。
今からすご〜く楽しみ♪

そして奈良での日常が始まりました。

週3回、地元の農家から届けられる新鮮な野菜を
買うことができる近所のJAで、つい買ってしまった小さな小さな干柿。

こういうラブリーな干柿はどんな人が作っているんだろう。
ずっと眺めていたい。。。



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雪の奈良

11日は奈良でも11cmの積雪でした。

万葉人は、雪が降るのは良いこと、とらえていたそうです。
たしかに、この位なら、趣もあり慶びをもって受け入れられたかもしれませんね。

興福寺 五重塔

興福寺 五重塔


東大寺 二月堂

二月堂

もうすぐお水取りで、境内でも階段や柵を作ったり、準備が進められていました。

お松明になる奉納竹も準備中。
松明用の竹

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珍客

 今、我が家の玄関に入ると芳しい香りに迎えられます。
「花梨」
先日工房のスタッフが遊びに来てくれた時、庭の木から採った実を
お土産に持ってきてくれました。


葉付きなのが嬉しい。
奈良といえども住んでいるのは町中。
春日山は我が手から遠いから、少しでも自然を身近くに手繰り寄せたい。
そんな気持ちを察してくれる友達には感謝です。

そんなわけで毎日麗しい日々を過ごしておりましたが、ある日。

「うむ?」

何かが壁にいるぞよ。

よ〜く顔を近づけてみると。。。

「はーっ毛虫だ」

(実際は毛は無いから○○の幼虫という言い方の方が正しいのかも。)


外から室内に運び込まれ、温かさについほだされて
出てきちゃったのでしょうねえ。

あらあら、ここから出たと思しき穴が花梨にも開いてました。

や〜れやれ。

出てきちゃったものの、相当戸惑っている様子。
餌になるようなもの、無いですもんね〜。

近くの公園の草の葉の上に放してやりました。

それから何匹出てきたかなあ。
そのたび、公園へ。

以前東京に住んでいたときは、プランターで幼虫を発見しようものなら
ベランダの上から下に放り投げてました。
我ながら無惨。

「唐招提寺」のお坊さんの履いている下駄の歯は一本だとか。
地面にいる生き物たちをなるべく殺生しないようにということらしい。
蟻も避けて通られるそうです。

私などはお坊さんの足元に及ぶべくもありませんが、何となく
まかり間違って我が家にやってきてしまった珍客も「ご縁」なんて
最近は思ってしまうのです。

そうはいっても蚊だのゴキブリにはとても「ご縁」は、感じられませんから
かなり差別なんですけれど。

やがて蛾になるのか、蝶になるのか分かりませんが無事に成長して欲しいなあと
思いながら、冬空の下、今日も公園へ・・・。

 

 

 

 

 

 

 

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油断禁物!

 日に日に秋らしさが深まってまいりました。

この夏は絶不調でしたがやっとこさ、外にも出られるようになってきました。
あまり家でじっとしていると体力、筋力が弱りますし。
そんなわけで一冊、本を持って奈良公園辺りにぶらぶらと
出かけます。

ちょうど、今月一杯、 Cu-Cal 奈良という食のイベントが開かれており
大仏殿の側の浮雲園地では、カフェが出ていたりします。

ピザ窯が奈良公園内に出現。

奈良公園内にピザ窯も出現しています!


パラソルにテーブル、椅子も出ていますが、その数はほんの僅か・・・。
ここが奈良らしいところ。まあ、奈良公園の中なのでベンチはあるし
敷物でも敷けばピクニック気分ということで、良いのかもしれません。

最近は、水筒にコーヒーを詰め、気に入りのお菓子を持参し
適当な場所に落ち着いて本を読むというのが気に入っています。なかなか
麗しいでしょう。今の季節はお外で読書するのに最高なのです。

ところが・・・。

この私の極上の時間は、いとも簡単に破られる!

そこは、奈良ですから、鹿がそこいら中にいるのは普通の風景です。

みんな私には関心なさそうだし、よしよし。。
とそうは問屋がおろさない。

前方よりゆる〜りゆる〜りと一頭の雌鹿が近づいてきているのは
目の端に入っていたのですが・・・。

やられました。

本の端っこをガブリ!

私も必死で取り返しましたよ。でも、鹿は容赦なく私のカバンの中に首を突っ込もうと
するので、早々に退散するはめに。

また、ある時は、バック攻撃を喰らいました。

正倉院展からの帰り道。ベンチに座ってこれまたコーヒーを飲みながらカタログを
眺めているとベンチの座面と背もたれの隙間から首がいきなりヌッと出た。
やいなやベンチに置いていた三つ折りパンフレットをムシャムシャ食べられてしまいました。

もぅ・・・身体に悪いでしょうに・・・・

必死に取り返そうとしましたが、惨敗。

この日もまた、退散。

紙類を見えるところに置いておくのは危険です。

神のお使いというけれど、ちょっとムッとします。

あ〜あ、あんなに可愛い顔をしているのに、油断禁物です。

皆様もお気をつけて。

珍しい光景に思わずパチリ。戻ってこれるかなあ。

珍しい光景に思わずパチリ。こちらに戻ってこれるかな??



お隣大和郡山で開催された「手仕事市」で仕入れてきたパンの数々。家でも思わずピクニック気分♪

お隣大和郡山で開催されていた「手しごと市」でゲットしてきたパン。
思わず家でもピクニック気分です。

 

 

 

 


 

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光とあかり祭り in 奈良
今日も暑い一日でした。
日本列島どこも同じと思いますが、日中のお出かけはあまりに暑いので
夕涼みがてら日が暮れてからのお散歩が待ち遠しいこの頃ですが
そんな季節ならではのお祭りが今、奈良公園で行われています。

「光とあかり祭り in 奈良」

毎年、8月は奈良公園で「なら燈花会」が行われ、去年ブログでも
ご紹介しましたが、今年は「平城遷都1300年祭」ということもあってか
全国の光イベントが奈良公園に集合しています。

神戸ルミナリエをはじめ、岐阜・美濃からは美濃和紙あかりアート展や京都の花灯路など
13箇所からの参加です。

今日はその一つ、大阪からの「OSAKA 光のルネサンス」を少しご紹介します。

奈良国立博物館の本館にイルミネーションを映し出すという「光絵画」。
建築物を巧く使っているので
えっ、この柱は実際あったしら、それとも絵画なのか・・・
と、ちょっと分からなくなります。

いつもの奈良国立博物館。



それが・・・こうなります。



約7分間、夢のような時間が過ぎてゆきます。
万華鏡が平面になったようなイメージ・・・。
奈良の蒸し暑さを忘れさせてくれるひとときでした。

詳細はこちらからどうぞ。

「光とあかり祭り in 奈良」7/31〜8/4
19:00〜21:30 奈良公園登大路園地ほか




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工房点景

春過ぎて 夏来にけらし しろたえの 衣ほすてふ 天の香具山






5月に入り、毎日、新緑の美しさに目を奪われています。

ここ、工房のお庭でも季節の移ろいとともに、草花が花を咲かせ
木々は葉を繁らせ、私たちはその恩恵に預かる日々。

畑も2年目に入り、ますます充実。



いつも畑をやってくださるTさんが今年も丹精込めて
開墾。色々な苗が植わっています。



こちらは私担当のハーブエリア。畑と比べると荒地!随分、落差が激しいような気がしますが、どんまい。あと1ヶ月もすれば苗が育って
うるわしいハーブガーデンになるはず!?








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