ギャラリ−KAI
陶器、磁器、ガラスのうつわなどを扱っています。
2008年末まで東京は文京区目白台で営業しておりました。
この度、豊島区の自宅でギャラリーを再開しました。
どうぞよろしく!
お久しぶりのブログです。
4月は実家で過ごしていましたので、もっぱら桜は東京でしたが、連休前には奈良に帰り
日常生活が戻りました。
奈良はここ1週間で一気に山全体が新緑に覆われ、若草山も青々としてきました。
私は、この季節となるともう居ても立ってもいられず、街には一切足が向かず(日常的に
奈良にいると都会は遠く、まず電車にも乗らないのですが。)
近くの野山・・・山の辺の道や京都との県境にある石仏の道を訪ね歩いて喜んでいました。
岩舟寺のお茶会にて。
お代は全て被災地へ寄付されました。
思えば東京にいた頃は、お店もあったし、毎年、桜見物で終わっていたなあ。
奈良はどちらかといえば、桜にしても、紅葉にしても、山に分け入るという
感覚。京都のお寺のように人の感性で作り上げた逸品というよりは、
野生を懐に抱いて、ありのままにという感じです。
そんな環境にいると、がぜん春の野のピクニックが楽しい。
そして道端に咲き乱れる花々を見ていると、ああ、そうだ、これが大山智子さんの器に描かれているお花なんだわ!なんていう
ところに思いが至ったりして、余計に喜んでいるのです。
そして、その花たちの奥に作り手の方の日常の暮らしが透けて見えるような気がして
なんとも心が温まるのでした。
シメは薫風が爽やかに顔を撫でる丘に腰を下ろして頬張るおにぎり。
また格別に美味しい♪
ちょっとご無沙汰してました。
4月の後半から連休前まで実家へ帰っておりました。
今回の帰京では結構まじめに仕事していたのですよ〜。
目白台のお店に通って(KAIの空間は、多少什器を取り去ったものの
まだそのまま残っています)、お客様とお会いしたり
納品されたご注文品を発送したりしていたら1週間は
あっという間に過ぎてしまい、ああ、すっかり新緑の季節!
梅雨に入る前のこの珠玉の時間を今年は奈良で過ごしたいとバタバタと
帰ってきたのでした。
大山智子さんの新作!
これは、実は私が注文しました。
首を長〜くして待っていた朝食用のパン皿です♪
昨年12月の個展の時、同じ柄でカップ&ソーサーとティーポットが
出ていたのを店で眺めながら、密かに実家と我が家の分を・・・と目論んでいたのでした(笑)
目にも清清しい白磁。
どこまでも優しげで明るい虫や花たちが生を謳歌してる。
部屋が朝の陽の光で満たされる時に使いたい。
今日という新たな一日が幸福な時間で満たされることを
きっと・・・約束してくれそうだから。
奈良に帰る前に東京で仕入れてきたパンで早速朝ごはんです。
地産地消の理念に大賛成の私ですが・・・パンだけは、まだ・・・お気に入りが見つかりません!リサーチの途上。
ついつい帰京の度にたくさん買って帰る。
朝食用もですが、オリーブオイルと相性の良いパンが無いと困るのです。
おかげで荷物が・・・重くなります。
こちらはうさぎの箸置き。
お客様からのご注文。
並べて飾りたくなりますね〜。
実は、もう一つ個人的に注文しているカップがあるのだけれど、
それは、まだお預け状態。
パン皿と一緒に使えば、もう完璧といえましょう!
待つことも楽しみの一つということで・・・。
今日は久しぶりにお店で作業しました。大山智子さんからご注文品が届いたのです。ご夫婦と子供三人のそれぞれのお湯呑み、ご飯茶碗、お皿の3点セット。おにいちゃんと末っ子の男の子にはとんぼや小さい虫がいたり二番目の女の子にはピンクのお花がついています。お父さんのは大振りでいかにも一家の大黒柱、お母さんの器は優しげ。。これらの器たちが賑やかに食卓を飾ったら素敵でしょうね〜。暮らしの記憶として子供たちの心にあたたかい灯が点ったらいいなあと思います。お店を一歩出ると道でばったりお客様とお会いしたり、郵便局に行けば懐かしい顔に嬉しくなりました。
以前からネットでご紹介していたワイン型小鉢をご覧になった方から
ワインを飲むための器が欲しいとのリクエストに応えて作って
下さったものです。
一目見るなり、これでワインが飲みたーい!!
今まで作られていたお湯呑みなどのカップの類と比べてより薄作りになって
全体的に華奢になっています。
ワインの繊細な香りや味わいを考えられてのことでしょうか。
内側の白磁がきっとワインの色をきれいに見せてくれることでしょう。
私はワインを、ガラスではなく土ものや磁器の器で戴くのが好きなので
たちまちハートを射抜かれてしまいました。
思わず、智子さんにお伝えしたら同じようなものがまだあるとのことで
早速送ってもらうことにしました。
お盆明けには、KAIで「ハンガリーワインの会」もあることですし・・・
(こちらは詳細決まり次第、お知らせします)その時にもお出ししちゃおうかしらん♪
こう暑い日が続くとキリッと冷やした白ワインを戴きたいですね!
私は・・・今年は余裕です(笑)
器屋店主の特権を行使し?大山智子さんにこんな器をオーダーしました〜。
蓋付きの手付きカップです!
母は、一日を通じてお水を傍に置いておき、喉を潤す習慣があります。
年を取ると口の中が乾燥しがちで咳き込んだりいがらっぽくなったりと、まあいろいろ苦労があるらしい。
今までは、ガラスや陶器のカップを使っていましたが、これでは
あまりに無防備というか、ホコリなども入ってしまいそう。
そんなわけで蓋付きです。
冬ならお湯もなかなか冷めないでしょうし・・。
母はモダンな絵柄が好きなので、
智子さんには「ポップな絵でお願いしま〜す。」
なんて気軽に言ってしまいましたが、実は作るのにとてもご苦労されたと
出来上がってきてからお聞きしました。
智子さんは轆轤を使わず手びねりで製作するため、口当たりは非常に柔らかく優しく使い手にとっては気持良いことこの上なしなのですが、本体とは別に蓋などを作る時はサイズを合わせるのは大変のようです。
加えて、ポップな・・・なんて言ってしまったものだから、
「どうしようかと思った〜!」
とおっしゃっていました。
でも・・こんな素敵なカップが出来てくるのだから、また・・・性懲りもなく作ってもらいたくなる私なのでした。
念のため、2つ作って下さり、母に実際に蓋を持ってもらって
使いやすい方を選んでもらいました。
もう一つの方も・・・お店で気に入って下さった方が母の日にと
めでたく貰われていきました。
早く実際に使ってほしいなと思っています。
前からご注文下さっていた「ごはん」用の中鉢が大山智子さんから
届いたのです。
「ごはん・・・」といっても人間が食べる「ごはん」ではありませぬよ。
Tさんの大切な家族、シーズー犬4匹のための器なのでありました。
智子さんに発注する時は、3男1女、それぞれの性格をお伝えして、うまく
雰囲気に合う器が出来れば良いなあと思ったのですが、完成品は
それはそれは、可愛くて、Tさんの愛情を智子さんが器で表現してくださいました。
側面にも絵が描いてあります。
ワンちゃんといえば・・・コレですよね!
裏返した時には、笑ってしまいました。
こういう智子さんのお遊び心が大好き!
きっと今頃は、Tさんお手製の卵スープをみんなで
ハフハフいっぱい食べているんだろうなあ。。
うーん。。。自分も犬のパートナーが欲しいなあ。。。
ぽっちゃりしていて、可愛いでしょう!
この小鉢は、数年前の「いきいき」のお茶特集の時に緑茶を入れて
スタイリングに使って以来、度々お問い合わせやご注文を戴いている
もので、掲載されたものは、色絵だったのですが、今回はNさんの
ご希望にあわせて、智子さんに作って戴き、色はブルーと紫の2種類のみ。
完全なオリジナル・オーダー品です。
何度か同じ小鉢をご注文下さっているのですが、実は、今回、色絵の技法が
前回の時と異なり、色の雰囲気がちょっと変わってしまったのですが、かえって
Nさんはとても気に入って下さり、ほっとするやら、嬉しいやら。
とても喜んで下さいました。
飲み物でも、デザートでも、和え物でも、何を盛っても引き立つ
私も大好きな小鉢です。