2008.06.05 Thursday
肩にかける・・・チェロ!?
5月30日からスタートした「目白バ・ロック音楽祭」。
今年も是非何か聴きに行きたいと思っていた私は2日、友人を誘って行ってまいりました。 「ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラによる無伴奏チェロ組曲4,5,6番」。 「話題の肩にかけるチェロによるバッハ」という副題付き。 「肩にかけるチェロ」ーなんだかピンときませんでしたが、正直申せばこのコンサートを選んだ理由は演目というより会場に惹かれたのですね。 「日本聖書神学校」・・。ああ、なんとも魅惑的な響きではありませんか! ワタクシ的には、普段人が寄り集う教会よりもっとヒソヤカで・・普段は とても入ってはいけないような聖櫃・・・いや静謐な場に足を踏み入れてしまうよーな興奮にちょっとワクワクしたのです。 ![]() 下落合の住宅街に静かに佇んでいます。 ![]() あいにくの曇り空でしたが、白い壁面が丁寧に植えられた草木によく映えて モダンながらあたたかみのある建物でした。 ![]() あーあ、友達同士でこんな長屋に住めたらいいなあ・・なぞと不埒なことをつい考えてしまう私です。 日本聖書神学校・礼拝堂(150席) 「メイヤー館」の記憶を受け継ぐ、目白の地に根付く神学校のチャペル 1913年に移設された日本福音教会本部を元に1946年開校した日本基督教団神学校の礼拝堂。 1920年建設された「メイヤー館」の名で親しまれた旧礼拝堂を移設した跡地に本年3月新設る 以上「目白バ・ロック音楽祭」HPより抜粋。 で、コンサートは・・素晴らしかったのです。 演奏が終わった頃には自分が「場所」でこのコンサートを選んだことなんか全く忘れ去っておりました。 演奏した方はディミトリー・バディアロフ氏。 卓越したヴァイオリン奏者でもありヴァイオリン製作者でもある彼が これまで完全に忘れ去られていたヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ(肩掛けチェロ)と呼ばれる肩に乗せて弾く小さなチェロを自ら製作して復活させたそうです。 バッハの時代には村人たちがよくこの小さなチェロを演奏していたそうでその様子がイタリアやフランス絵画の中でよく描かれていたのだとか。 きっとその時代の人々は、皆で集い唄い踊って、お互いの一日の労働を讃え、友情や恋を謳歌し出会いや別れを音楽に重ねて人生の一瞬一瞬を 全うしていたのではないだろうか。時には敬虔に時にはちょっと野蛮に・・・。 ディミトリーさんの演奏からは重層的な音の陰影や深みとともに そんな想像の世界に遊ばせてくれるほど躍動感に溢れ、バッハの時代のエネルギーを感じさせてくれたのでした。 会場のロビーではヴァイオリン製作工房で撮影された写真や製作工程のイラストも展示され、そのあまりの繊細な美しさを目にすると、生活全てが今日のディミトリーさんの演奏につながっていることを実感いたしました。 演奏後のディミトリーさん。 ![]() 奥様は日本人の方でとても気さくにお話してくださって感激!こんな風に演奏者と直接交流できるのは小さな会場ならではの贅沢で、この音楽祭の素晴らしいところです。 残念ながらディミトリーさんの演奏会は4日の目白聖公会で終了しましたが 来年もぜひ・・・!目白でお待ちしております♪ さて、明日は東京カテドラル聖マリア大聖堂でバッハの目白バ・ロック音楽祭祝祭合唱団、結成記念コンサートが行われます。 私は今度は行商人でございます。「音の小鉢2008」を販売しに行く予定です。 会場で皆様にお会いできますことを楽しみに・・・。 |

























