今年もバ・ロック
先日、バ・ロック音楽祭のミーティングが開かれました。
そう、今年も6月、目白はバ・ロックの舞台になります。

2007年のテーマは、「ルネサンスと出会い」。

音楽祭の前半は、音楽界のダ・ヴィンチと称されている「クラウディオ・モンテヴェルディ」をフィーチャーしたプログラム構成。折りしも、今年の3月〜6月には東京国立博物館で「レオナルド・ダ・ヴィンチ展」が開催され、これまで門外不出だった「受胎告知」が展示されるというのだから、すごいですね〜。
音楽祭のレジデントアーチストを務める「カペラ」「アントネッロ」が、ダ・ヴィンチの誕生日である4月15日に、国立博物館で行われる記念コンサートに出演が決定したとのことで、2007年前半は、ルネサンス・・ダ・ヴィンチ Yearで盛り上がりそうです。

音楽祭の後半は、日本とヨーロッパ音楽の出会いがテーマですが、これは、何も音楽だけに限らず、ここ目白でいろいろな出会いが生まれることを願ったもの。

私も今年はどんな出会いがあるのか楽しみです。

2月15日には、目白バ・ロック音楽祭2007のプレ・コンサートとして
アントネッロによるコンサートが目白聖公会で開催されます。

アントネッロ
NATURALE - ナトゥラ−レ・ライヴ

2月15日(木)19時開演
目白聖公会
指定席¥4,500.-
自由席¥3,000.-

お問い合わせ :目白バ・ロック音楽祭 03-3901-1740
チケットのお申し込み:アルケミスタ 03-3901-1573










| gallerykai | 音楽 | 22:25 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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a cup of . . . !
素敵なCDを戴きました。

そのタイトルも「a cup of ......british music」




今の個展のタイトル「お茶の時間」との見事な符号に
嬉しくなってしまいます。

サブタイトルは、「英国音楽紀行〜安らぎのカントリーサイド編」と
「華やかなロンドン編」(東芝EMI)

まずは・・と「カントリーサイド編」をお店で終日流しています。
古い民謡を題材にしたものから、ピーターラビットの話を題材に英国ロイヤルバレエ団のために作曲されたものなど、選曲も多彩でとても親しみ深いものになっています。

個人的にいいな〜と思ったのは、カントリーサイドに点在する古い教会で歌われていたという「キャロル」・・(バ・ロック音楽祭の影響かしら!?)と「愛のあいさつ」が私も好きなエルガーが、自分の愛犬「ミーナ」をイメージして作ったという「ミーナ」。

あのサイモン&ガーファンクルで有名な「スカボローフェア」もイングランド民謡だったことを初めて知りました。

古い民謡はどこか懐かしく切ない響きがあるのですね・・。

ジャケットの写真も美しく・・・気持ははや、イングランドヘ。。
ハーブが生い茂り、緑深い森の中で鳥の声を聴きながら目を覚ます・・。
人生の幸福を自然の中に求めた作曲家たちの想いを共有できる
夢のあるCDです。

もう一枚の「ロンドン編」も楽しみです!

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making of バ・ロック 4
こんな雑誌があるの、ご存知でしたか?





その名もずばり!「池袋15分」

つまり池袋を基点に15分で移動できる範囲内の情報誌です。
その範囲とは、池袋・目白・大塚・駒込・巣鴨・練馬。

あまりにも分かりやすいネーミングだ。

実は、前回のバロック音楽祭のミーティングの時に編集者の方が
参加していて、私も初めて知りました。

豊島区在住の方にはメジャーな雑誌なのでしょうかねー。

今月号は、大々的な「バ・ロック音楽祭特集」で、ギャラリーやアンティーク着物屋さんのコメントなども載っています。
ちなみに、ギャラリーKAIも「音楽祭にちなんだ商品・メニュー・イベントが楽しめるお店」
のページに紹介して戴きました。

個人的にほほぉ〜っと思った記事は、4月から駒込駅前で毎年たくさんの藍染のこいのぼりが一斉に泳ぐんですが、それが地元の小学生が作ったものだったというのやら、今の区長さんの家業が古本屋さんだったというのやら・・ローカルな話題が面白かったです。

あっ、熊谷守一美術館では、美術館21周年展というのがあるらしい。
今までにも増して充実の80点が展示されるとのこと。
これは、行かなきゃですね。

熊谷守一美術館21周年展
5/23-6/11 10:00〜17:30開館 月曜休館
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GOING TO WIN
今日は日がな一日、気がつくと口をついて出てくるメロディーは
プッチーニのオペラ・「トゥーランドット」の「誰も寝てはならぬ」。
そう、今朝方、フィギュア・スケートの荒川静香さんが
オリンピックで見事、金メダルを勝ち取ったフリーの演技の時に流れていた曲です。

そして、たまたま、音楽にとっても詳しいMさんが、お店で、かけたらと持ってきてくれたCDがフィリッパ・ジョルダーノの新譜「プリマドンナ」。
その中に、このアリアが入っているのです。ここ2週間くらい、毎日、繰り返し聴いていたものだから演技を観ていた時の感動と相俟って、余計、焼きついてしまったみたい。

このCDでは、英語の歌詞でリメイクされ、なんとその題は、
「GOING TO WIN」。
な〜るほど!まさに、オリンピックの大舞台にふさわしいではありませんか。

トゥーランドット自体、どんなお話か、興味が沸いてきますね〜。
CD付属のテキストを見てみましょう。

これは、求愛する男たちに無理難題をふっかけては首を
はねていた中国の王女トゥーランドットのお話。
唯一難関を突破したある隣国の王子が、逆に王女にクイズを出します。

「自分の名前を言い当てたら、潔く死にましょう。」

王女は北京中の人々に「名前がわかるまで寝てはならぬ」と命令し、
町中、大騒ぎになります。その時勝利を確信して王子によって歌われるのがこのアリア。

フィリッパは、「試練を乗り越えた人が得る、自分に対する強い気持を歌ったもので、
女性の観点から語ることも出来ると思う。これを歌うと自然とガッツポーズが出る」
(以上、NICK ASANO さんの文より抜粋)
と語っているそうです。

テレビで荒川さんのこれまでの変遷を放送しておりましたが、
数多くの苦難を乗り越えた末の金メダル。
まさに自分との戦いの毎日。
私には、想像もつかない極限の世界。
彼女がどんな思いでこの曲を選んだのか・・・
胸に迫るメロディーを聴きながら、ほんのちょっとだけ
彼女の気持ちに近づけたような気がしました。

ちなみに、このお話は、王女が、王子に恋している自分に気が付いてハッピーエンドと
なっています。
荒川さんのオリンピック・ストーリーもハッピーに終わって良かった!

トゥーランドット。
今度、機会を見つけて全曲聴いてみたいと思っています。


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