ギャラリ−KAI
こんにちは!ギャラリーKAIです。
陶器、磁器、ガラスのうつわなどを扱っています。
2008年末まで東京は文京区目白台で営業しておりました。
この度、豊島区の自宅でギャラリーを再開しました。
どうぞよろしく!
陶器、磁器、ガラスのうつわなどを扱っています。
2008年末まで東京は文京区目白台で営業しておりました。
この度、豊島区の自宅でギャラリーを再開しました。
どうぞよろしく!
2018.05.15 Tuesday
いちばんのごちそう
今年も奈良からえんどう豆が届きました。
月2回、奈良・天理の農家さんから野菜を
送って戴いています。
送って戴いています。
無肥料、無農薬。
農業の歴史は古く、江戸時代も遠くさかのぼる
お家とお聞きしていますが、ご夫妻はいたって
マイペース。
お家とお聞きしていますが、ご夫妻はいたって
マイペース。
その年アンテナにひっかかった新種の野菜を
試すこともあって、なんだか楽しそう。
試すこともあって、なんだか楽しそう。
つい、先日も次のようなメールが届きました。
「ソラマメと実エンドウは少し未熟なのですが、次回では硬くなり
過ぎる可能性があるので送らせていただきました。
エンドウご飯がこの時期わが家の定番のごちそうです。」
過ぎる可能性があるので送らせていただきました。
エンドウご飯がこの時期わが家の定番のごちそうです。」
はい、早速届いたその日に豆ごはんを炊きました。
最近の定番は玄米豆ごはん。
圧力鍋で炊いたせいか、炊きあがった時は
お豆もふっくらして、柔らかいこと!
お豆もふっくらして、柔らかいこと!
お箸でつまむとすぐ崩れてしまうほどですが、
とても甘くて美味しい。
とても甘くて美味しい。
お塩だけでこれだけ美味しくなるこのお豆さんたち、
計りしれません。
計りしれません。
間違いなく、今の季節のいちばんのごちそうです。
2016.01.12 Tuesday
おせち考
わが家の今年のお正月は前代未聞であった。
毎年恒例として、大晦日の夜は、
牛のヒレステーキと決まっている。
ステーキを焼いて食べるなんて一年に
一度あるか無しかのことだから、
レアに焼けたヒレ肉が鎮座しているプレートを
見た瞬間、ああ、今年もあと数時間だという
大晦日モードが一気に高まる。
一年の終わりの晩餐もお皿に残ったソースまで
しっかりお腹におさめると、やおら、蕎麦を
茹ではじめる。
ステーキとお蕎麦という組み合わせが公然と
まかり通るのもこの日だけだ。
そしてさらっと年は明ける。
元旦からは、お決まりのお雑煮・おせち・お菓子の
三拍子の三が日。
他は何も食べないし作らない。
母が幼少の頃からの風習を頑なに守ってきたから
それが私にもなんとなく受け継がれてきた。
ところが、今年の場合。
大晦日は、ヒレステーキが牛のすき焼き風・・・
いや気取ってもしょうがないですね、
つまり牛丼もどきに化け、翌朝の朝食は、
平常と変わらず、私の場合は無し。
元旦のお昼に至ってはシリアルだ。
これでは普段の食事と変わらないじゃないか。
続いてその日の夕の宴は、
買ってきたおせちを並べて何とか形にし、
翌日からは普段通りの食事が始まった。
かろうじてお雑煮だけは作りましたけど。
どうしてこのような事態に至ったかといえば
これまでの習慣に倣う食べ手と作り手がいなかった
ということだ。
母は誤嚥性肺炎の危険があることから
基本的にはやわらか食。
麺類もお餅も、そしておせちも
食べられないものが多い。
そして私はといえば、この暮れの忙しい時期に
手の指を負傷するという大失態。
故に台所仕事がほとんど出来なかった。
母にステーキ肉は酷だし、私は里芋の皮も
剥けなければ、お鍋も掴めない。
故にこのような年越しになってしまった。
しかし、おせちを作らないお正月なんて・・
と思って生きてきたけれど、ちゃ〜んと
新しい年はやってくるのである。
で、周囲を見回してみると
あらら。
元旦はトーストを食べたわよぉ〜。
とか
ウチなんて白米とお味噌汁で済ませちゃったわ
とか。
明るく笑顔でおっしゃる方々は、皆、孫がいる世代。
お正月はおせちでなきゃというこだわりは
若い人ばかりか私の親の世代からも消えつつあるのだ。
お正月ももう日常の延長線でしかなくなっている。
高齢化も進み、自分で作れなくなった人も多いだろうし
核家族化が進んで大家族のために一度に沢山作る必要も
無くなった。
ネットでも簡単に取り寄せられるし、
スーパー、デパートに行けば何でも揃う。
おせちを作ることで新しい年への祈りを
籠めるより、病院の薬やサプリメントで
長寿を願う時代の必然ともいえるかもしれませんね。
で、気が早い話、来年、自分はどうするのだろうと
ふと考えてみた。
たぶん・・・
作ると思います。
それは、家族の記憶に繋がるものだから。
違和感をぬぐえない、人工的な味の
田づくりや煮しめを喉に流し込みながら、
そう何度も思う自分がいた。
母の味を忘れないために。
私の身体、私の存在を作ってくれたのは
母の味だ。
それは、今までも、そしてこれからも
自分の存在の礎えとなってくれるもの。
そこに少しずつ自分の色を重ねづけしていくのが
人生のように思う。
やがて私自身の食のスタイルが出来上がっていくように
自分のライフスタイルも少しずつ構築されていく。
毎日毎日少しずつ。
それが暮らしの妙ともいえるものだろう。
毎年同じものを作り続けていくおせち作りは
自分自身の定点観測だ。
そしておせちで自分史を紡いでいく。
10年ほど前から、私はその年に作ったおせちの品数と
レシピを記録してきた。
そこには、母から口頭で
教わったものをはじめ、友人から聞いたり
レシピ本から記録したり。
目白台のギャラリー時代、定年後に料理を作り始めたという
齢88歳のO氏が、そろそろ師走にさしかかろうと
いう頃、一冊の真新しいファイルを私に渡してくれた。
そのファイルには、20年間彼が作り続けてきた
おせちのレシピが書きこまれいて、
何も書いてない空白のルーズリーフが何枚も入っていた。
「あとはあなたが作っていってください。」
今では鬼籍に入られたO氏の気持ちがたくさん
詰まったファイルだ。
おせちには大切な人たちとの記憶が
ぐるぐると息づいている。
母の味が染み込んでいる。
2016年のページは空白のままだが、
新しいページは書き込まれるのを待っているかの
ようにちょっとまぶしい。
ひと月遅れの黒豆なんてのも
良いかもしれない。
そして、できうることならば、もう一度、
私が作ったおせちを母に食べてもらいたいと
思っている。
毎年恒例として、大晦日の夜は、
牛のヒレステーキと決まっている。
ステーキを焼いて食べるなんて一年に
一度あるか無しかのことだから、
レアに焼けたヒレ肉が鎮座しているプレートを
見た瞬間、ああ、今年もあと数時間だという
大晦日モードが一気に高まる。
一年の終わりの晩餐もお皿に残ったソースまで
しっかりお腹におさめると、やおら、蕎麦を
茹ではじめる。
ステーキとお蕎麦という組み合わせが公然と
まかり通るのもこの日だけだ。
そしてさらっと年は明ける。
元旦からは、お決まりのお雑煮・おせち・お菓子の
三拍子の三が日。
他は何も食べないし作らない。
母が幼少の頃からの風習を頑なに守ってきたから
それが私にもなんとなく受け継がれてきた。
ところが、今年の場合。
大晦日は、ヒレステーキが牛のすき焼き風・・・
いや気取ってもしょうがないですね、
つまり牛丼もどきに化け、翌朝の朝食は、
平常と変わらず、私の場合は無し。
元旦のお昼に至ってはシリアルだ。
これでは普段の食事と変わらないじゃないか。
続いてその日の夕の宴は、
買ってきたおせちを並べて何とか形にし、
翌日からは普段通りの食事が始まった。
かろうじてお雑煮だけは作りましたけど。
どうしてこのような事態に至ったかといえば
これまでの習慣に倣う食べ手と作り手がいなかった
ということだ。
母は誤嚥性肺炎の危険があることから
基本的にはやわらか食。
麺類もお餅も、そしておせちも
食べられないものが多い。
そして私はといえば、この暮れの忙しい時期に
手の指を負傷するという大失態。
故に台所仕事がほとんど出来なかった。
母にステーキ肉は酷だし、私は里芋の皮も
剥けなければ、お鍋も掴めない。
故にこのような年越しになってしまった。
しかし、おせちを作らないお正月なんて・・
と思って生きてきたけれど、ちゃ〜んと
新しい年はやってくるのである。
で、周囲を見回してみると
あらら。
元旦はトーストを食べたわよぉ〜。
とか
ウチなんて白米とお味噌汁で済ませちゃったわ
とか。
明るく笑顔でおっしゃる方々は、皆、孫がいる世代。
お正月はおせちでなきゃというこだわりは
若い人ばかりか私の親の世代からも消えつつあるのだ。
お正月ももう日常の延長線でしかなくなっている。
高齢化も進み、自分で作れなくなった人も多いだろうし
核家族化が進んで大家族のために一度に沢山作る必要も
無くなった。
ネットでも簡単に取り寄せられるし、
スーパー、デパートに行けば何でも揃う。
おせちを作ることで新しい年への祈りを
籠めるより、病院の薬やサプリメントで
長寿を願う時代の必然ともいえるかもしれませんね。
で、気が早い話、来年、自分はどうするのだろうと
ふと考えてみた。
たぶん・・・
作ると思います。
それは、家族の記憶に繋がるものだから。
違和感をぬぐえない、人工的な味の
田づくりや煮しめを喉に流し込みながら、
そう何度も思う自分がいた。
母の味を忘れないために。
私の身体、私の存在を作ってくれたのは
母の味だ。
それは、今までも、そしてこれからも
自分の存在の礎えとなってくれるもの。
そこに少しずつ自分の色を重ねづけしていくのが
人生のように思う。
やがて私自身の食のスタイルが出来上がっていくように
自分のライフスタイルも少しずつ構築されていく。
毎日毎日少しずつ。
それが暮らしの妙ともいえるものだろう。
毎年同じものを作り続けていくおせち作りは
自分自身の定点観測だ。
そしておせちで自分史を紡いでいく。
10年ほど前から、私はその年に作ったおせちの品数と
レシピを記録してきた。
そこには、母から口頭で
教わったものをはじめ、友人から聞いたり
レシピ本から記録したり。
目白台のギャラリー時代、定年後に料理を作り始めたという
齢88歳のO氏が、そろそろ師走にさしかかろうと
いう頃、一冊の真新しいファイルを私に渡してくれた。
そのファイルには、20年間彼が作り続けてきた
おせちのレシピが書きこまれいて、
何も書いてない空白のルーズリーフが何枚も入っていた。
「あとはあなたが作っていってください。」
今では鬼籍に入られたO氏の気持ちがたくさん
詰まったファイルだ。
おせちには大切な人たちとの記憶が
ぐるぐると息づいている。
母の味が染み込んでいる。
2016年のページは空白のままだが、
新しいページは書き込まれるのを待っているかの
ようにちょっとまぶしい。
ひと月遅れの黒豆なんてのも
良いかもしれない。
そして、できうることならば、もう一度、
私が作ったおせちを母に食べてもらいたいと
思っている。
2014.04.14 Monday
週末のお茶の時間
週末、久しぶりに相方と時間があった
ものだから近所の商店街に買い物へ。
と、思わず「柏餅」と目があって
しまい、こしあんと味噌あんと2種類
買って帰りました。
ちなみに私は柏餅では味噌あんに目が
ないのです。今のところ私の中の
一等賞は、護国寺にある「群林堂」の
柏餅。
目白台に店があった頃は、柏餅の
季節になるとそわそわして、いつもより
早く家を出て買っていたものです。
なぜっていつも長〜い行列なんです
もん。並ぶことはめったにしない私
ですが、こ、これだけは・・・・。
さて、こちらの柏餅も久しぶりに
お抹茶を点てて美味しく戴きました。
初めて巌陶房を電撃訪問した時に
戴いてきたお抹茶茶碗。
信楽の土味が思う存分発揮された
大事な大事なお茶碗です。
ものだから近所の商店街に買い物へ。
と、思わず「柏餅」と目があって
しまい、こしあんと味噌あんと2種類
買って帰りました。
ちなみに私は柏餅では味噌あんに目が
ないのです。今のところ私の中の
一等賞は、護国寺にある「群林堂」の
柏餅。
目白台に店があった頃は、柏餅の
季節になるとそわそわして、いつもより
早く家を出て買っていたものです。
なぜっていつも長〜い行列なんです
もん。並ぶことはめったにしない私
ですが、こ、これだけは・・・・。
さて、こちらの柏餅も久しぶりに
お抹茶を点てて美味しく戴きました。
初めて巌陶房を電撃訪問した時に
戴いてきたお抹茶茶碗。
信楽の土味が思う存分発揮された
大事な大事なお茶碗です。
2010.06.21 Monday
どくだみ三昧
今、我が家に一歩足を踏み入れた方は、ある独特のにおいに
「?」と思われるかもしれません。
その正体はこちらです。
「どくだみ!」
お鍋いっぱいに毎朝煮出すのがもっぱらシュウ氏の日課。
水筒に入れて会社にも持っていき、家でのお茶は勿論
どくだみ茶。
そう、どくだみといえば、どこにでも群れて生えているあれですね〜。
私は奈良に来るまでほとんど気に留めたことはなかったものですが、
去年、工房の師匠からどくだみの効用を説かれ、今年も作るのだ!との
掛け声に、数日間ひたすら庭のどくだみを刈って洗って、仕分けして干すという作業を繰り返しました。
いわば私の汗と涙の賜物!?
それだけやっても去年はあまり飲むこともなかったのですが、
今年になって、がぜん我が家はどくだみブームです。
というのも、春以降、天候がおかしいのと若草山をも霞ませるほどの大陸からの「黄砂」で、肌の弱いシュウ氏のダメージが大きく、そうだ、こんな時に「どくだみ!」と、試しに飲み始めたら、かなり良くなってきたからなのでした。
師匠も喜んで2年もの、3年もののどくだみをたくさん持たせてくれ
最近はお風呂にも入れています。
最初は私も独特のにおいに、これはたまらん。。と思っていたものですが、
だんだん慣れてきたようで、便乗して飲んでいます。
どくだみは、排毒作用が強いため、皮膚の弱い人や便秘気味の人には効くそうですよ。
師匠は、火傷をした時に咄嗟に庭に生えていたどくだみをすりつぶして患部に当てたところ、スーッと炎症が治まったとか。
そういえば、私の知人の和食職人さんも毎晩、仕事の後にどくだみ茶を
飲んでましたよ。お酒を洗い流してくれる・・って言ってました。
いや〜。野草の力ってすごいなあ!
実は先日、京都で若杉友子さんという野草料理研究家の料理教室に参加したのですが今では「雑草」という名のもとに省みられることがなくなった野草のパワーに感服して帰ってきたということもあって、最近は道を歩いていてもどんな雑草が生えているか気になって仕方ありません。
昔の人は皆、自然の恵みで手当てをしたり、身体のバランスをとっていたのですね。
いわばサプリメントはそこらじゅうに生えている!といったところでしょうか。
じゃ、都会に暮らしている人はどうするの・・・?というのがこれから考えなきゃならないことです。
とまあ、そういうわけで、どくだみは、エライのです。
よ〜く見てみるとどくだみの花はとてもきれいです。
独特の花びらの豊かな質感が好き。
こうやって生けても爽やかです。
最近工房で注目の的の八重のどくだみ。
これは、かなり珍しいのではないでしょうか。
最初一輪だけだったのが、どんどん増えていまや20株以上。
結界を張って大事に育てています。
「?」と思われるかもしれません。
その正体はこちらです。
「どくだみ!」
お鍋いっぱいに毎朝煮出すのがもっぱらシュウ氏の日課。
水筒に入れて会社にも持っていき、家でのお茶は勿論
どくだみ茶。
そう、どくだみといえば、どこにでも群れて生えているあれですね〜。
私は奈良に来るまでほとんど気に留めたことはなかったものですが、
去年、工房の師匠からどくだみの効用を説かれ、今年も作るのだ!との
掛け声に、数日間ひたすら庭のどくだみを刈って洗って、仕分けして干すという作業を繰り返しました。
いわば私の汗と涙の賜物!?
それだけやっても去年はあまり飲むこともなかったのですが、
今年になって、がぜん我が家はどくだみブームです。
というのも、春以降、天候がおかしいのと若草山をも霞ませるほどの大陸からの「黄砂」で、肌の弱いシュウ氏のダメージが大きく、そうだ、こんな時に「どくだみ!」と、試しに飲み始めたら、かなり良くなってきたからなのでした。
師匠も喜んで2年もの、3年もののどくだみをたくさん持たせてくれ
最近はお風呂にも入れています。
最初は私も独特のにおいに、これはたまらん。。と思っていたものですが、
だんだん慣れてきたようで、便乗して飲んでいます。
どくだみは、排毒作用が強いため、皮膚の弱い人や便秘気味の人には効くそうですよ。
師匠は、火傷をした時に咄嗟に庭に生えていたどくだみをすりつぶして患部に当てたところ、スーッと炎症が治まったとか。
そういえば、私の知人の和食職人さんも毎晩、仕事の後にどくだみ茶を
飲んでましたよ。お酒を洗い流してくれる・・って言ってました。
いや〜。野草の力ってすごいなあ!
実は先日、京都で若杉友子さんという野草料理研究家の料理教室に参加したのですが今では「雑草」という名のもとに省みられることがなくなった野草のパワーに感服して帰ってきたということもあって、最近は道を歩いていてもどんな雑草が生えているか気になって仕方ありません。
昔の人は皆、自然の恵みで手当てをしたり、身体のバランスをとっていたのですね。
いわばサプリメントはそこらじゅうに生えている!といったところでしょうか。
じゃ、都会に暮らしている人はどうするの・・・?というのがこれから考えなきゃならないことです。
とまあ、そういうわけで、どくだみは、エライのです。
よ〜く見てみるとどくだみの花はとてもきれいです。
独特の花びらの豊かな質感が好き。
こうやって生けても爽やかです。
最近工房で注目の的の八重のどくだみ。
これは、かなり珍しいのではないでしょうか。
最初一輪だけだったのが、どんどん増えていまや20株以上。
結界を張って大事に育てています。
2008.10.25 Saturday
嬉しいお夜食
ここのところ、いろいろとあたふたばたばたしておりますが、
そんな時、真っ先に影響を受けるのが・・・「食」ですよねえ。
元来の食いしん坊の私としては、それでもなんとか間に合わせのものを
作って食べますが、だんだんマンネリ化してきたりして。
そんな時、店の近くに住むお友達が嬉しい差し入れをしてくれました!
白いごはんに、肉豆腐、ホウレン草としめじの胡麻酢和えにお漬物が、
見たことのある器!に盛り付けられて、大振りのたっぷりとしたお盆に、
載せてありました。
あまりの・・嬉しさに・・・思わず張り切って予定外に残業しちゃいましたよ。
いつも思いますが、親とか友達が淹れてくれるお茶や作ってくれるごはんは
本当に美味しい。
愛情があるからだろうか。
手作りのものは、心の琴線に触れてきます。
さて、明日25日は午後2時から本田晴彦さんのトークイベントがKAIにて開かれます。本田さんは木彫作家で、11月15日から「穴のある彫刻」と銘打ってKAIで展示してくださいます。それを記念してのお話会です。
私も今から相当楽しみ♪
明日は、ギャラリーのレイアウトも変えて、ワークショップモードでまいります。
そんな時、真っ先に影響を受けるのが・・・「食」ですよねえ。
元来の食いしん坊の私としては、それでもなんとか間に合わせのものを
作って食べますが、だんだんマンネリ化してきたりして。
そんな時、店の近くに住むお友達が嬉しい差し入れをしてくれました!
白いごはんに、肉豆腐、ホウレン草としめじの胡麻酢和えにお漬物が、
見たことのある器!に盛り付けられて、大振りのたっぷりとしたお盆に、
載せてありました。
あまりの・・嬉しさに・・・思わず張り切って予定外に残業しちゃいましたよ。
いつも思いますが、親とか友達が淹れてくれるお茶や作ってくれるごはんは
本当に美味しい。
愛情があるからだろうか。
手作りのものは、心の琴線に触れてきます。
さて、明日25日は午後2時から本田晴彦さんのトークイベントがKAIにて開かれます。本田さんは木彫作家で、11月15日から「穴のある彫刻」と銘打ってKAIで展示してくださいます。それを記念してのお話会です。
私も今から相当楽しみ♪
明日は、ギャラリーのレイアウトも変えて、ワークショップモードでまいります。
2008.09.04 Thursday
O氏の教え
齢91歳を過ぎ、益々お元気なO氏がこの暑さをぬってご登場。
お顔の色艶も良く、お話していくうちにますますご表情が活気を
帯びて生き生きとされてくるのが分かります。
そして相好を崩されるときの高らかな笑い声といったら!
こんな風に気持ちよく笑えるのも元気の源かもしれませんね。
で、今日はO氏の健康の秘訣をおひとつ。
毎日、朝食の後には、必ずお通じがあるのだそうです。
戦争で軍隊生活をしていた時からの習慣だというのだから
うーんと・・・え〜っ、70年近くということでしょうかあ。
これは、すごいです。軍隊の生活規律はそれはそれは厳しく
日中のんびりトイレに座る暇なぞ皆無、戦時になったら
言わずもがな・・。そんなわけで起床時間の
少し前に起き出しておトイレも含め、身支度から全て済ませてしまう
習慣が身について、悠々自適な生活を送っている今になっても
体内時計は正確に時を打っているようなんですね。。
そして、このお通じを促す強力な助っ人は・・・
「お味噌汁」なんだそうですよ〜。
そして3種の神器ならず、3種の神具は、「わかめ、きのこ、豆腐類」。
これに残り物のお野菜などをプラスして必ず戴く。
今日のお言葉は、「毎朝、お味噌汁をお飲みなさい。」
でした。
海藻やきのこ類は食物繊維が豊富ですし、お豆腐の栄養価は
とても高い、そこに色々なお野菜が入れば、朝から滋養たっぷりですよね〜。さすが、定年後に目白の赤堀栄養専門学校に通われたくらいですから
栄養面もちゃんと押さえていらっしゃいますね〜。
私は、子供の頃からずっと朝食はパン食でしたから、朝、お味噌汁を戴くという日本人ならばごくごく当たり前の生活習慣が逆に新鮮に響いたのでした。
そんなわけで、フフフ、実践しておりますよ。
朝のお味噌汁。
前日の夜に煮干を水に浸しておき、具もある程度刻んでおくので、朝は煮て
味噌汁を溶くだけ。やってみれば訳ないことです。
毎日激務で、特にここ一ヶ月、家で食事を摂れないシュウ氏にとっても
この朝の一杯のお味噌汁はなかなか嬉しいらしい。
これで、健康を保ってくれれば良いのですが。
そして当の私はというと・・・ここだけの話、朝は飲んでいません。
冷蔵庫に入れておいて、夕食時、刻んだ茗荷を入れ、黒七味をパラリ。
そしてゆっくり戴きます。冷えたお味噌汁がこんなに美味しいとは!
具とお汁が良い具合にまったりと馴染んでいます。
お野菜のうまみも存分に出ています。ああ、身体がスーッとする感じ。
しかもお味噌汁を作る手間も省けて一石二鳥!
(これはO氏には内緒です。)
日常生活のちょっとした変化は刺激的で、面白くて
発見がありますねえ。
お味噌汁の美味しさを改めて味わう日々です。
お顔の色艶も良く、お話していくうちにますますご表情が活気を
帯びて生き生きとされてくるのが分かります。
そして相好を崩されるときの高らかな笑い声といったら!
こんな風に気持ちよく笑えるのも元気の源かもしれませんね。
で、今日はO氏の健康の秘訣をおひとつ。
毎日、朝食の後には、必ずお通じがあるのだそうです。
戦争で軍隊生活をしていた時からの習慣だというのだから
うーんと・・・え〜っ、70年近くということでしょうかあ。
これは、すごいです。軍隊の生活規律はそれはそれは厳しく
日中のんびりトイレに座る暇なぞ皆無、戦時になったら
言わずもがな・・。そんなわけで起床時間の
少し前に起き出しておトイレも含め、身支度から全て済ませてしまう
習慣が身について、悠々自適な生活を送っている今になっても
体内時計は正確に時を打っているようなんですね。。
そして、このお通じを促す強力な助っ人は・・・
「お味噌汁」なんだそうですよ〜。
そして3種の神器ならず、3種の神具は、「わかめ、きのこ、豆腐類」。
これに残り物のお野菜などをプラスして必ず戴く。
今日のお言葉は、「毎朝、お味噌汁をお飲みなさい。」
でした。
海藻やきのこ類は食物繊維が豊富ですし、お豆腐の栄養価は
とても高い、そこに色々なお野菜が入れば、朝から滋養たっぷりですよね〜。さすが、定年後に目白の赤堀栄養専門学校に通われたくらいですから
栄養面もちゃんと押さえていらっしゃいますね〜。
私は、子供の頃からずっと朝食はパン食でしたから、朝、お味噌汁を戴くという日本人ならばごくごく当たり前の生活習慣が逆に新鮮に響いたのでした。
そんなわけで、フフフ、実践しておりますよ。
朝のお味噌汁。
前日の夜に煮干を水に浸しておき、具もある程度刻んでおくので、朝は煮て
味噌汁を溶くだけ。やってみれば訳ないことです。
毎日激務で、特にここ一ヶ月、家で食事を摂れないシュウ氏にとっても
この朝の一杯のお味噌汁はなかなか嬉しいらしい。
これで、健康を保ってくれれば良いのですが。
そして当の私はというと・・・ここだけの話、朝は飲んでいません。
冷蔵庫に入れておいて、夕食時、刻んだ茗荷を入れ、黒七味をパラリ。
そしてゆっくり戴きます。冷えたお味噌汁がこんなに美味しいとは!
具とお汁が良い具合にまったりと馴染んでいます。
お野菜のうまみも存分に出ています。ああ、身体がスーッとする感じ。
しかもお味噌汁を作る手間も省けて一石二鳥!
(これはO氏には内緒です。)
日常生活のちょっとした変化は刺激的で、面白くて
発見がありますねえ。
お味噌汁の美味しさを改めて味わう日々です。
2008.08.30 Saturday
豆料理を満喫!
板橋区・北区に事業所を4箇所設け、介護サービスを提供している
アイ・ケアセンター畑さんとのお付き合いはもう5、6年になります。
介護する人・介護される人・及び地域の方々へ、介護サービスだけではなく
新たな食生活やクラフト作品などを紹介してゆきながら豊かな生活を提案するという新しい介護事業を展開されています。
KAIではお馴染みの近藤由紀子さんは、アドバイザーとして「食」の柱を担いお料理教室を開いたり、カフェや健康ランチのメニューの提案などをしてきました。
そして昨日、近藤さんによる「豆料理を楽しむ夕べ」が開催され、行ってきました。
今までも彼女の豆を使ったサラダなど美味しく戴いたことがありましたので
楽しみにしていましたが、今回も大充実の内容。次々に供されるベジ料理には彼女のアイデアと身体を思いやる優しさに溢れた料理の数々でした。では、下記にご紹介します。
(写真だけでお味をお届けできないのが残念・・・)
赤レンズ豆のパテとプチトマトのマリネを載せたブルスケッタ&
スティック春巻き3種。(炒め玉ねぎとマスタード・ひよこ豆のペースト・きのことレンコンのソテー)
小豆と雑穀のサラダ
高きびとレンズ豆のローフ、焼葡萄とルッコラのサラダを添えて
バジル炒め玄米ご飯
切干大根のカッペリーニ
ブロッコリーソースのショートパスタ
緑豆とかぼちゃのココナッツミルク煮
こういったお食事を戴くと、普段の食事・・・特に外食に
に使われているお砂糖や塩分の濃さっていかほどなのだろう・・・・と
考えるとコワクなってきますよね〜。
昨日は美味しく刺激的な献立の数々でした。
どうもご馳走さまでした!
2008.07.09 Wednesday
偶然の産物
いつもの如く遅く帰宅したシュウ氏が、食事も済ませてお風呂に入ろうかという私を呼ぶものだから、キッチンに行ってみると、
「見て見て♪」
ほそ〜い目がキラキラと輝いているではありませんか。
そして、指差して見せているその先には・・・・!
おぉっ。。。!!なんだかどこぞのレストランで出されたメインディッシュと思しき風情ではありませぬか。
久し振りにちょっと洒落た晩御飯を作ったので自分が食べる時も
盛りつけに気を使ったつもりでしたが、こんなにカッコよくいかなかったぁ!と地団駄踏む私なのであります。
ミニトマトとケッパー、ローズマリーを入れて作ったバターソースが入っている鍋をな〜んにも考えることなくそのままメカジキのフライの上にどひゃっとひっくり返したらこんな風な造形になったとのたまう。
「うーん。縦のラインが美しいんだよぉ。。。ほらほら、このローズマリー
なんて立っちゃってるんだからー。」
と本人は至極ご満悦の様子。
偶然の産物とはオソロシイものです。
まあ、大山さんの惚れ惚れするような白磁のプレートがおおいに一役買っていることも確かですけどね!
(私も今度、そのままひっくり返してみるか!?)
「見て見て♪」
ほそ〜い目がキラキラと輝いているではありませんか。
そして、指差して見せているその先には・・・・!
おぉっ。。。!!なんだかどこぞのレストランで出されたメインディッシュと思しき風情ではありませぬか。
久し振りにちょっと洒落た晩御飯を作ったので自分が食べる時も
盛りつけに気を使ったつもりでしたが、こんなにカッコよくいかなかったぁ!と地団駄踏む私なのであります。
ミニトマトとケッパー、ローズマリーを入れて作ったバターソースが入っている鍋をな〜んにも考えることなくそのままメカジキのフライの上にどひゃっとひっくり返したらこんな風な造形になったとのたまう。
「うーん。縦のラインが美しいんだよぉ。。。ほらほら、このローズマリー
なんて立っちゃってるんだからー。」
と本人は至極ご満悦の様子。
偶然の産物とはオソロシイものです。
まあ、大山さんの惚れ惚れするような白磁のプレートがおおいに一役買っていることも確かですけどね!
(私も今度、そのままひっくり返してみるか!?)
2008.01.18 Friday
レタスは・・・
最近、野菜を宅配してもらうようになりました。
それで良かったことが二つ。
一つは、とても美味しいということ。新鮮だし、できるだけ農薬を使わずに育てられているため、皮ごと安心して食べられます。活き活きとしていて、野菜本来のパワーがあるように感じます。
もう一つは、自分が買いに行ったら恐らく買わないであろう野菜なども
たまに入ってくること。
そうすると、頭を捻るか、インターネットで料理の仕方を調べるなどして
いつもの食卓に変化が出ます。
これまでで、頭を抱えるとまではいきませんが、ガックリきたのは「レタス」。
至極メジャーなお野菜で、普通、サラダには常連さんですが、私は買ってまでは食べないのですね。ウチでサラダを作る時の二大ベジタブルは、大根・人参で、次にセロリ。
ここに季節の野菜を足すという感じで、レタスが入ることはまずありません。
なので、「レタス」が丸ごと1個来た時は、「・・・」って感じです。
なんだか食べても食べても無くならないような気がするのです。
そうしたら、料理の本に「レタスチャーハン」が載っていたので、これだ!とばかりトライ。
そういえば、レタスは火を通した方が私は好きなのだった。
スープに入れるとかね。
完成。
レタス満載の豪華チャーハンです。
サラダのレタスより、格段に好きです。
それで良かったことが二つ。
一つは、とても美味しいということ。新鮮だし、できるだけ農薬を使わずに育てられているため、皮ごと安心して食べられます。活き活きとしていて、野菜本来のパワーがあるように感じます。
もう一つは、自分が買いに行ったら恐らく買わないであろう野菜なども
たまに入ってくること。
そうすると、頭を捻るか、インターネットで料理の仕方を調べるなどして
いつもの食卓に変化が出ます。
これまでで、頭を抱えるとまではいきませんが、ガックリきたのは「レタス」。
至極メジャーなお野菜で、普通、サラダには常連さんですが、私は買ってまでは食べないのですね。ウチでサラダを作る時の二大ベジタブルは、大根・人参で、次にセロリ。
ここに季節の野菜を足すという感じで、レタスが入ることはまずありません。
なので、「レタス」が丸ごと1個来た時は、「・・・」って感じです。
なんだか食べても食べても無くならないような気がするのです。
そうしたら、料理の本に「レタスチャーハン」が載っていたので、これだ!とばかりトライ。
そういえば、レタスは火を通した方が私は好きなのだった。
スープに入れるとかね。
完成。
レタス満載の豪華チャーハンです。
サラダのレタスより、格段に好きです。
2007.05.29 Tuesday
本日の昼ごはん
富山に住んでいる友だちが、お父さんが菜園で作ったという
「うど」をたくさん送ってくれました。
包みを開けた途端に、うどの白い肌が目に飛び込んできた。
新鮮って素晴らしい。
というわけで、久しぶりの家でのお昼は、「うどのパスタ」です。
自分が作るパスタの中で、「トマトとバジルのパスタ」と並ぶくらい
好きなのが、いりこをたっぷり使った和風パスタなのですが、ここに
たーっぷりうどを入れちゃおうという趣向。
にんにくと赤とうがらしをオリーブオイルで炒めてゆっくり
香りを引き出したら、いりこをどひゃっと入れて、
だしの素やあれば、昆布茶、などで味付けをし、
ここにうどを投入。
今日は、乾燥岩海苔もあったので、それもたっぷり。
茹で上がったパスタとからめて、お皿に盛り付けたら
いりごまと、しその葉を載せて完成。
この和風パスタには、全粒粉のちょっと歯ごたえのあるもったりした
パスタが合うみたい。
うーん。。予想通りの出来。
美味しいぃ。
友だちのお父さんは、大病を患われたというお話を聞いていますが、
ご趣味で始められた野菜作りで、お体の調子も良いみたい。
毎日、大地を踏みしめ、野菜のお世話をしていると、その自然の生命力が
おのずとお父さんを元気にしているのかもしれません。
そういえば、私も今日の午前中、やっとバジルの苗を植え替えたのでした。
もう、2週間くらい、ポットのままだったから、気になってしょうがなかったのですっきりした。なんだか事務仕事を一つこなしたより、充実感があります。
タイムに2輪花が咲いているのを発見。可愛い。
お昼のシメは、あんみつ。
このちょっとした甘味があるだけで、幸せなのです。
ごちそうさまでした。
「うど」をたくさん送ってくれました。
包みを開けた途端に、うどの白い肌が目に飛び込んできた。
新鮮って素晴らしい。
というわけで、久しぶりの家でのお昼は、「うどのパスタ」です。
自分が作るパスタの中で、「トマトとバジルのパスタ」と並ぶくらい
好きなのが、いりこをたっぷり使った和風パスタなのですが、ここに
たーっぷりうどを入れちゃおうという趣向。
にんにくと赤とうがらしをオリーブオイルで炒めてゆっくり
香りを引き出したら、いりこをどひゃっと入れて、
だしの素やあれば、昆布茶、などで味付けをし、
ここにうどを投入。
今日は、乾燥岩海苔もあったので、それもたっぷり。
茹で上がったパスタとからめて、お皿に盛り付けたら
いりごまと、しその葉を載せて完成。
この和風パスタには、全粒粉のちょっと歯ごたえのあるもったりした
パスタが合うみたい。
うーん。。予想通りの出来。
美味しいぃ。
友だちのお父さんは、大病を患われたというお話を聞いていますが、
ご趣味で始められた野菜作りで、お体の調子も良いみたい。
毎日、大地を踏みしめ、野菜のお世話をしていると、その自然の生命力が
おのずとお父さんを元気にしているのかもしれません。
そういえば、私も今日の午前中、やっとバジルの苗を植え替えたのでした。
もう、2週間くらい、ポットのままだったから、気になってしょうがなかったのですっきりした。なんだか事務仕事を一つこなしたより、充実感があります。
タイムに2輪花が咲いているのを発見。可愛い。
お昼のシメは、あんみつ。
このちょっとした甘味があるだけで、幸せなのです。
ごちそうさまでした。