奈良に暮らし始めて間もない私としては、連休中にぜひ
やっておきたい・・いや、やっておかねばならないことがありました。
若草山登山!
これは基本中の基本でしょう。奈良に住む以上は。
毎日部屋から眺めている山ですもん。
一度、詣でないことには、始まりません。
東京から移ってきた頃は山焼きで焼き尽くされた後で
ただ茶色の塊。
一年中こうだったらどうしようとわざわざシュウ氏の会社の同僚に確かめてもらったくらいでしたが今は、文字通り若草で覆われ、興福寺の五重の塔のバックとしてうるわしい景色となっております。
昨年秋に奈良に部屋を探しに来たときも、大体奈良市内のマンションは南ではなく東向きに建てられていました。そう、部屋からでもベランダからでもその視線の先には「若草山」。
不動産屋の決めゼリフとしては「ほら、若草山があんなに見えるんですよぉ。」
そうか、奈良人にとって「若草山」は大切なものなのだ。
心の拠り所なのだと強く思ったものです。
だから、毎日部屋から眺める時も、登大路をせっせと自転車で走っている時も近所に買い物に出た時も、「お山」が視線の端っこにちらりと出てきたり
正面にぬっと現れて面食らわせてくれたりするだけでなんだかムショウに嬉しいのであります。
しかも今は、一日ごとに新緑がモクモクとそのボリュームを増してゆく様をライブで見れるのですから!
この高揚感はたまりませんねえ。
そして、いつも奈良での暮らしをしみじみと噛み締めるのです。
「若草山」
高さは342m。
広さは東京ドーム7個分。
山が3つ重なったような形に見えるので「一重目」「二重目」「山頂」と呼ばれる。
菅笠にも似ているため「三笠山」ともいいます。こちらでは「どら焼き」のことを「三笠焼き」といいますが、直径15cm以上もあって巨大です。
ほらね。
小筆の長さとほぼ同じ。
じっくり眺めていると、何ともいえないゆるいカーブが若草山を彷彿とさせてくるような気がしないでもない。。。
でも・・・実際登るとなると「ゆるい」どころかかなり急なんです、これが。
カメラで撮ると平面的に見えてしまうから残念。
もし、スキーをやれと言われても無理ですね。
きっと怖くて足が竦んで動けない。
ほとんど這い蹲るようにしてひたすら芝生の斜面を登る。
私はなんでこんなところを必死に登っているのだろう・・・なんて
ことは考えないようにすべし。
距離は大したことないんですけれどね〜。「一重目」までは特に角度が急なので結構キツイですよ。
東大寺も見下ろせる位置に。
少しずつ山頂に近づくにつれ、どんどん風が爽やかになっていって気持ちよい。
よく晴れた日でしたが陽射しの強さを緩和してくれるせいか、あまり汗も出ません。
途中で昼食。
簡単なお弁当を作って持ってきた。
これは大正解だったなあ。
お恥ずかしながらこれまでハイキングに自分で
お弁当を作って持っていくなんてこと
ほとんどしたことなかったから新鮮でした。
こんなものでもやっぱり手作りは美味しい。
母がよく作ってくれていたお弁当の味に似ているから不思議です。
山頂までくると、さっき見下ろしていた東大寺も遠く、
上まで来たなあと実感。
山の周囲は世界遺産でもある春日山原始林。
眼下に広がる奈良市内。
空にはひばりの声。
鹿も草を食んでいます。
家族連れや若者たちもみんな楽しそうでした。
奈良人にとっての憩いの場所でした。
こうして若草山登山も無事終了。
振り返るだに、あそこまで登ったのだと確認作業。
やったね!
奈良に来ることが決まってからの宿題を、一つやり終えたような
気がしてああ、スッキリした!
さて、次回登るのは・・・一体いつでしょう!?